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斎藤勇東大名誉教授惨殺事件 : ミニ英和和英辞書
斎藤勇東大名誉教授惨殺事件[さいとう いさむ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [とき]
 【名詞】 1. meals exchanged by parishioners and priests 
: [ふじ]
 【名詞】 1. wisteria 
: [ゆう]
 【名詞】 1. bravery 2. courage 3. heroism 
: [ひがし]
 【名詞】 1. east 
東大 : [とうだい]
 (n) (abbr) Tokyo University
大名 : [だいみょう]
 【名詞】 1. Japanese feudal lord 
: [な]
 【名詞】 1. name 2. reputation 
名誉 : [めいよ]
  1. (adj-na,n) honor 2. honour 3. credit 4. prestige 
名誉教授 : [めいよきょうじゅ]
 (n) emeritus professor
教授 : [きょうじゅ]
  1. (n,vs) teaching 2. instruction 3. professor 
惨殺 : [ざんさつ]
  1. (n,vs) slaughter 2. massacre
: [さつ]
 【名詞】 1. kill 2. murder 3. butcher 4. slice off 5. split 6. diminish 7. reduce 8. spoil 
: [こと]
 【名詞】 1. thing 2. matter 3. fact 4. circumstances 5. business 6. reason 7. experience 
事件 : [じけん]
 【名詞】 1. event 2. affair 3. incident 4. case 5. plot 6. trouble 7. scandal 
: [くだん, けん]
 【名詞】 1. matter 2. case 3. item 

斎藤勇東大名誉教授惨殺事件 : ウィキペディア日本語版
斎藤勇東大名誉教授惨殺事件[さいとう いさむ]
斎藤勇東大名誉教授惨殺事件(さいとうたけし とうだいめいよきょうじゅ ざんさつじけん)とは、東京大学名誉教授文化功労者斎藤勇1982年に殺害された事件〔赤塚行雄『戦後欲望史 転換の七、八〇年代篇』275ページ〕〔神田文人『昭和・平成現代史年表: 大正12年9月1日〜平成8年12月31日』〕〔『時事年鑑』1983年版、23ページ〕〔岩波書店編集部『近代日本総合年表』548ページ〕。
== 概要 ==
当時95歳の斎藤勇は、息子の斎藤真(61歳)たちとともに東京都新宿区南榎町の自宅で同居生活を送っていた〔。真の息子X(27歳)は千葉県旭市の海上寮療養院で統合失調症と診断され入院していたが、この日は自宅で過ごしていた〔。真夫妻は名古屋に出張中であった〔赤塚、276ページ〕。
Xは1982年7月3日から何も食べず様子がおかしくなった〔。家政婦の連絡を受けて急遽帰宅した母親は心配し、7月4日、海上寮療養院に電話で相談したが〔、病院からは、とにかく刺激しないように、詳しい様子をさらに観察して知らせるようにとの指示を受けた〔。
するとXは一時的に平静を取り戻したため、母親は7月4日の午後12時半すぎ、海上寮療養院に再び電話して「様子を見ているといくらかよくなっているようですので、父親が名古屋から帰ってきたら相談して、改めてもう一度連絡します」と伝えた〔。
ところが午後になるとXは興奮状態に陥り、英語で意味不明なことをわめき出し、午後1時20分頃、台所から刃渡り18センチの柳刃包丁チーズナイフを持ち出し、祖父の勇の書斎に侵入した〔。Xは母親や家政婦の制止を聞かず、勇に新聞を投げつけ、やがて金属製の置時計で勇の頭部を殴打しはじめた〔。このとき、勇は頭部に15ヶ所、顔面に17ヶ所、前顎部に8ヶ所の挫創を負っている〔。
やがてXは勇の眉間に柳刃包丁を9センチ突き立てた〔。勇は断末魔の叫びを上げて絶命した〔。死因は頭部顔面打撲による外傷性くも膜下出血であった〔。また、母親は1ヶ月の重傷を負い、家政婦も負傷している〔。
近所の住民の通報で警視庁機動捜査隊牛込署員が駆けつけたところ、Xは家政婦の部屋の押し入れに隠れていた〔赤塚、277ページ〕。警視庁機動捜査隊赤羽分駐所主任の警部補(54歳)はXの襲撃を受け、顔などをナイフで刺されて昏倒した(のち搬送先の病院で死亡)〔。
最終的に午後2時15分頃、Xは他の捜査員に傘でナイフを叩き落とされ逮捕された〔。
Xは精神鑑定の結果、心神喪失が認められ、10月12日不起訴処分となった〔岩波書店編集部『近代日本総合年表』548ページ〕。
この事件について、北山茂夫は「いつ身辺に何がおこるか分らぬ。勇長老は九十五才にして孫の毒手に命を失うとは、百年の光芒も凶刃のきらめきに失われるとは」と嘆いた〔松尾尊兌、北山茂夫『北山茂夫・伝記と追想: 北山茂夫・遺文と書簡別巻』181ページ〕。また、斎藤真は「息子の教育は完全に失敗でした」と語った〔『諸君』1982年、第7〜9号、73ページ〕。
なお事件当時、現場の前に住んでいたのが村崎百郎であった〔唐沢俊一 裏モノ日記 2000年08月15日(火曜日) 〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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