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『草壁署迷宮課おみやさん』(くさかべしょめいきゅうかおみやさん)は、石ノ森章太郎(当時:石森章太郎)作の漫画作品。『ビッグコミック』(小学館)に1981年10月10日号から1983年5月25日号まで連載された。小学館(ビッグコミックス)から刊行された単行本(全4巻)では、表紙で「草壁署迷宮課」が添えられている以外、背表紙、扉、奥付などのタイトル表記は単に『おみやさん』となっている。 草壁署資料課(通称・迷宮課)の課長である鳥居勘三郎(おみやさん)が、部下である草壁署署長の娘・七尾洋子と未解決事件を解決する。1980年代に緒形拳主演でテレビドラマ化され、2002年から渡瀬恒彦主演でテレビドラマシリーズが制作されている。 * 緒形拳版(朝日放送 / 1985年 - 1987年) - 後述 * 渡瀬恒彦版(テレビ朝日 / 2002年 - ) - 『おみやさん』を参照。 == 登場人物 == ; 鳥居 勘三郎(とりい かんざぶろう) : 物語の主人公で草壁署資料課〔実在の警察署には「資料課」という部署は存在しない〕課長、警部。年齢は40代半ばで独身、草壁の名家・鳥居家の現当主であり、両親が他界している現在は広大な敷地を持つ屋敷でタマと二人暮らしをしている。古臭い容姿で性格はトボケていて能天気だが、記憶力と推理力は抜群で、現事件とそれに関わる迷宮入りした事件を解決している。かつては本部捜査一課で優秀な刑事だったが、元々出世欲がなく、部下を持つことすらしなかったため、それを良しとしない署長により資料課に配属された。草壁署の土地も鳥居家の所有物であることから、署長を介して捜査の情報を聞くなどの融通が利く。 : 大学時代は考古学を専攻しており、それに基づいて人類の犯罪の歴史と言動である「犯罪考古学」を自身で確立させており、それに基づいて行動している。また、幼少の頃より剣道を習っていてかなりの腕であり、射撃の腕も優秀である。 : 通勤にはクラシックカーのFord Coupe 1940を使用、時折近所の子供を乗せてあげているようだ。 ; 七尾 洋子(ななお ようこ) : 物語のヒロインで、資料課の巡査。七尾署長の一人娘で、公私同行を良しとしない署長により、鳥居以外には秘密にしている。刑事に憧れて警察の道を進んだが、署長により資料課にまわされた。最初は鳥居の容姿と資料整理に左遷だと思っていたが、やがて幾多の事件を解決する鳥居の姿に魅かれる。 ; 七尾署長 : 草壁署の署長で洋子の父親。元々鳥居家と懇意であり、また鳥居が刑事だった頃から付き合いがあり、信頼できる人間として洋子を預けた。 ; 狩野 タマ : 鳥居家の家政婦。自らを「たま」と呼び、鳥居や洋子をはじめとする知人からは「おタマさん」と呼ばれている。鳥居のことを「ボン」もしくは「ボンボン」と呼んで甲斐甲斐しく世話を焼いている。鳥居家にお邪魔する洋子を懸想していると思い込み、時には邪魔をするなど、まるで嫁姑の関係と類似している。黒柳徹子の大ファンで、彼女と同じ髪型にしている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「草壁署迷宮課おみやさん」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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