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新さくら丸(しんさくらまる)は日本の巡航見本市船である。後にクルーズ客船に改造された。なお、マルエーフェリーの「新さくら丸(東京航路)」とは別の船である。 == 概要 == さくら丸の代船として三菱重工業長崎造船所で建造され、1972年7月18日に竣工した。 建造に当たっては競輪およびオートレースの収益を原資とする機械工業振興資金の補助を受けている〔世界の艦船(1972年10月号,p98)〕。 当初の船主は日本産業巡航見本市協会で、海外で商品見本市を開いて日本製品を売り込むことを目的とし、船自体が日本の造船技術の見本品でもあった。そのため就役時には前から2/3がデリック付きの船倉で一般貨物船形、後ろ1/3にブリッジや客室があって客船形というやや見慣れない船形とされる。その後日本の貿易収支が恒常的に黒字となったため、輸出見本市業務は終了し日本産業巡航見本市協会は解散した。 「新さくら丸」は商船三井に売却され、三菱重工業神戸造船所でクルーズ客船への改造工事を行い、1981年12月9日に竣工した。大阪港、名古屋港、東京港で関係者に公開された後、12月26日東京発のクリスマスクルーズで就航した。改造の際には船名の変更も検討されたが、馴染まれていることから船名はそのままとなった〔世界の艦船(1982年2月号,p152)〕。 客室を前に延伸し、チャータークルーズ船として公室を広く取り、ブリッジも移設して純粋な客船となる。 商船三井客船が運航を行った。ふじ丸、にっぽん丸就航後はさらにチャーターに特化したが、一般のクルーズも行った。 1999年9月30日に引退〔世界の艦船(2000年3月号,p147)〕、エム・イー・エス由良に係船された〔世界の艦船(2000年3月号,p123)〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「新さくら丸」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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