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『底ぬけ脱線ゲーム』(そこぬけだっせんゲーム)は、日本テレビ系列局で放送されていた日本テレビ製作のバラエティ番組(ゲーム番組)である。ロート製薬の一社提供。製作局の日本テレビでは1963年6月2日から1973年1月25日まで放送。 == 概要 == 毎回著名なタレントや俳優が「底ぬけチーム」「脱線チーム」の2組に分かれ、身体を張って様々なゲームで対戦していた番組。司会を務めていたのは日本テレビアナウンサーの金原二郎で、金原は毎回番組の冒頭で「週に一度の脱線タイム、さぁ底ぬけにお楽しみいただきましょう。ロート製薬提供、底ぬけ脱線ゲーム…」と発言していた。また、金原は元来自動車の警報装置であった「パフパフ」を小道具にしていた。 それぞれのゲームには、当時の流行語やヒット曲の題名・歌詞をもじったユニークな名前が付けられていた(「背部の女」「強尻(ゴーケツ)」など〔『テレビ50年 in TVガイド』『テレビ60年 in TVガイド』(東京ニュース通信社)それぞれの1963年のページより。〕。中間のゲームでは、ロート製薬の製品(「パンシロンG」、「Vロート」)のパッケージを小道具にしていた。それが終了した後、金原がロート製薬の宣伝を「パンシロンG」その他の看板が掲げられたスタジオで行っていた〔。 勝利チームには特に賞品は出なかったが、敗退したチームは「お約束の罰ゲーム」をやらなければならなかった。番組はそのゲームをやってオチを付けながらエンディングに入っていた。なお、番組は毎回罰ゲームを行うべく、最終的に同点になった時には観客の一部を利用しての「同点決勝」を行っていた(例:指定された年齢の人を呼ぶなど)〔。 番組は「がまん特集」「プール大会」「運動会特集」などの企画回を行うこともあった。1970年8月27日放送の「夏休みチビッコ大会」では、原則として芸能人が出演者だった中、一般の子供たちが彼らに混ざって出演した。さらにこの回には、『おはよう!こどもショー』の当時のレギュラーである楠トシエ、石川進、ロバくんが出演した(この回のゲームは、山の頂上にいる相手の応援団長を引きずり下ろす 《 父山(とうさん)電車 》、子供たちの入った天井が昇降する箱において、より天井を低くしたチームが勝つ 《 夏休みの縮台(しゅくだい) 》)〔1970年8月27日付の読売新聞など各新聞縮刷版のテレビ欄より。〕。視聴者から「忘年会でもやれるゲームを教えてほしい」との声もあったため、毎年末には「家庭ゲーム特集」を行い、視聴者への参考とした。 1971年6月3日には「8周年記念特集」を放送。この回の出演者はファイティング原田、藤村俊二。倍賞美津子ほかで、ゲームは「八」の字を書いた紙が出るまで風船を割り続ける「八紙無ン特集」(8周年特集)や、空だと思うバケツ(他には水がある)を指定し、相手はそのバケツを指定者目掛けて中身をぶちまける「水中ばれー」(水中バレエ)などだった〔1971年6月3日付の読売新聞など各新聞縮刷版のテレビ欄より。〕。この回は、TBSの『テレビ探偵団』のような懐かしのテレビ番組を振り返る番組でよく放送されていた。 収録は基本的に後楽園ホールで行われていたが、企画回では地方の公会堂やプールなどでの収録になることもあった。「巨人軍大会」の時には後楽園球場で行い、点数表示は当時のスコアボードで行った。リハーサルは綿密であったが、出演者には代役が立てられ、本人はその様子を見学させられた。中には「面白く見せる方法」もあった。だが、それはゲームの半分までの話で、本当のゲームは本番中に金原から発表された。 元々この番組は、日本テレビ開局翌日の1953年8月29日から1959年4月25日まで放送されていた『ほろにがショー 何でもやりまショー』(第1回のみ『ほろにがショー』)を発展させる形でスタートしたものだった。1963年5月28日付の読売新聞夕刊のラ・テ欄上部には、「『何でもやりましょう』(何でもやりまショー)がリバイバルする」と記載されていた。また、同年10月9日付の読売新聞には、パンシロンの広告(胃腸と肝臓にパンシロン)も兼ねた番組広告が掲載された。キャッチフレーズは「こんな番組 見たことない…」だった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「底ぬけ脱線ゲーム」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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