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新井 祥（あらい しょう、1971年4月17日〔『性別が、ない!』2巻91ページ〕 - ）は、日本の漫画家、専門学校講師(2011年現在)。本名はペンネームと同じ。旧名は新井 幸枝（あらい ゆきえ）〔『性別が、ない!』2巻91ページ〕、旧姓は中島〔。東京都出身、愛知県名古屋市在住。血液型はB型。身長160cm。オフィス★怪人社社長。 == 人物 == 「女性として生まれ育ったが、先天性の染色体異常により、身体の性別が男性・女性のどちらでもない「半陰陽」という体質を持つ」「ホルモンバランスにより男性らしくなったり女性らしくなったりを繰り返す生活を送っていた」と本人は述べているが、『性同一性障害30人のカミングアウト』で「46,X0染色体」(後に45,X0の誤表記であったと著者の精神科医の針間克己が訂正)のターナー症候群であると語っている。ターナー症候群は女性だけの疾患で、成長ホルモン不足や二次性徴障害、不妊を主な症状とし、単に女性ホルモンが不足している状態でしかなく、いわゆる両性具有でも半陰陽でもない。なぜ本人が自分を「両性具有」と名乗ったのか、その真意は不明である。 30歳時に〔『性別が、ない!』12巻 冒頭著者紹介〕縮乳手術やホルモン治療を経て体の男性化を行い、男性として生活するようになった（ただし性器は女性として過ごしていたの時のままであり、戸籍上は現在も女性である）。また、体の男性化と並行して、家庭裁判所の許可を得て名前を「幸枝」から「祥」へと変更した。女性として生活していた時期に結婚しているが、後に離婚しており現在は独身。元夫は俳優のIKKAN。なお、IKKANとは円満離婚であり、「仕事上のパートナーとしての関係は現在も良好」と本人が著作中にて記しており、その後も親交している〔『性別が、ない!』 12巻p.52 など〕。新井の祖母の最期を看取ったのも、たまたま見舞いに訪れていたIKKANである〔2011年夏。その上、祖母の死去を新井が知ったのは、IKKANからの電話であったという。『性別が、ない！』 12巻pp.59-60〕。離婚後もIKKANの本姓である新井姓を名乗り続けている〔。 作風は主にギャグ・実話4コマ。代表作『性別が、ない!』などでは、性別（主にセクシャルマイノリティーを扱う内容）について「美少年アシスタント」である宇佐木巧（新井祥の元生徒。現在、住み込みで漫画家修行中。2015年1月22日、ルチルVol.64（幻冬舎）にて「コットンの気持ち」でデビュー）と考察すると言ったする内容がメインで、たまに旅行記、ペット観察ネタ、名古屋ローカルネタなども描かれる。また、読者から寄せられる「性」に関する相談についても作中で回答している。男性化以前は風俗漫画家として、「CHACO（チャコ）」の名義で〔風俗レポ漫画なども描いていた他、ヌードモデルとしても活動していた〔『性別が、ない!』2巻p.49 なお12巻p.98によれば、女性時代の原稿やヌード写真も2011年現在未だ保管してあるとのこと。〕。なお、「新井祥」名義以前の女性時代の漫画作品は、ペンネームも作風も違うことなどの理由から、ほとんど非公開となっている。 CHACO名義で活動していた当時の作品では、自身がバイセクシャルであるような描写が多々見られ、読者からは男性として生活するようになったのは女性が好きだからなのかという質問があったが、実際は女性はそれほど好きなわけではないらしく、新井祥名義以降の作品では女性を恋愛および性欲の対象として見るような描写があまり見られなくなった。 新井祥名義での作品『性別が、無い!』では、前述の住み込み弟子である宇佐木巧や、その他「男子校に入ってみたい」など男性に性的な興奮を覚えたり、ボーイズラブが大好きであるなどとの描写がある〔『性別が、ない!』12巻 pp.16, 40, 43, 105〕。男性化した直後には男性として過ごすことに若干の苦労があったようだが、2011年現在は違和感なく「オッサン」として生活を送っているという〔『性別が、ない!』 12巻pp.7, 34, 112〕。 劇団（芸能事務所）所属という立場から友人にお笑い芸人が多く、元あばれヌンチャクの竹内幸輔（現在は声優）、斎藤恭央（桜塚やっくん）、鉄拳、鳥肌実などと交友がある。彼らは新井の作品内にたびたび登場もしている。一方でセクシャルマイノリティーに属する友人もおり（ほとんどは一般人）、彼・彼女らの中には『性別が、ない!』内などで幾度か登場するレギュラーキャラとなっている者もいる。 書籍（エッセイ）において、得意とするセクシャリティーネタの他に、昭和からバブル景気期にかけてのジェンダー問題や腐女子研究ネタも扱う。また、専門学校名古屋デザイナー学院の非常勤講師（マンガ企画・マンガ研究・作画基礎担当）でもある(2011年現在〔『性別が、ない!』12巻p.17〕)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「新井祥」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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