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新人類(しんじんるい)とは、栗本慎一郎が作り出した言葉であり、1980年代に用いられた新語である。1979年頃からテレビやラジオ、大衆週刊誌などで広く用いられ始めている。当時の若者を、従来とは異なった感性や価値観、行動規範を持っている、と規定し、否定的にも肯定的にも(要するに、都合良く)使われた。 == 概要 == この用語は、インベーダーゲームや大学入試における共通一次試験などに象徴される、それ以前の時代とは違う画一化社会に迎合し、無気力的傾向のある若者をアイロニーを込めて命名したものだが、ビジネス分野において、1984年、これら若者が新社会人層を形成する時期となったことで、マーケティング情報誌の『アクロス』(パルコ刊)が職業人としてのこれら若者を取り上げた〔INTEC JAPAN「新人類世代は企業カルチャーを変えるか」インテック・ジャパン(2006年11月6日) 〕。また、同年には筑紫哲也が10代から20代の若者との対談を行う企画「新人類の旗手たち」が、『朝日ジャーナル』に連載された。そこでは新人類の「気分・思想・哲学」を探ることが試みられたが、「新人類」という用語が認知される一助となった。「新人類」は、1986年の新語・流行語大賞に選出されている。大林宣彦は「『新人類』という言葉は、PFFでかわなかのぶひろが、手塚眞と今関あきよしのことを言ったのが始まり」と述べている〔『スター・ウォーズ』のプロデューサーに「この映画はぜんぶNGだね」と褒め言葉を言った 〕。 広義には当時の若者全体を指して使われるようにもなり、1980年代半ばに入社してきた当時の新入社員 を指して当時の管理職(世代的には焼け跡世代に相当)が、「一風変わった若者 = 新人類」と呼んだ〔新人類世代は企業カルチャーを変えるか インテック・ジャパン(2006年11月6日)〕。ただし、当時の若者を漠然とさしていたため、明確な世代区分はなく、しかも現在では若者のことを新人類とは呼ぶことはなく、死語となってしまったが、マーケティングにおけるセグメンテーションでは現在でも世代名として用いられており、「1961年から1970年生まれ」(人口規模 1,690万人〔平成16年国勢調査に基く算出〕)と定義されることが多い〔バブル体験世代と消費 日本マーケティング研究所(2006年)〕〔世代区分 -30年周期の世代交代 日本マーケティング研究所(2006年)〕〔「クルマ買うなんてバカじゃないの ? 」社員の台頭 ( その 2 ) 〕〔「アベノミクス」効果を「嫌消費」世代の消費喚起にどう結びつけるか 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「新人類」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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