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反射衛星砲(はんしゃえいせいほう)は、『宇宙戦艦ヤマト』『宇宙戦艦ヤマト2199』に登場する架空の兵器。『宇宙戦艦ヤマトIII』では改良型の新反射衛星砲が登場する。 == 概要 == ガミラス帝国の冥王星前線基地に配備されていた、拠点防衛用エネルギー〔砲から発射されるのは「エネルギー放流」とされているが、粒子ビームやレーザーなど、何のエネルギーを放っているのかは説明されていない。〕兵器。デザイン担当は松本零士。 冥王星基地の海底に設置された単装砲から衛星軌道上にある反射衛星(人工衛星)に向けてエネルギーを発射し、衛星の反射板の角度を調整して任意の方向へ反射させて自在に照準を行うことができる。また、複数の反射衛星を経由することで、惑星の裏側にも攻撃が可能であり、惑星地表から衛星軌道に至るまで事実上死角がない〔現実にも戦略防衛構想(SDI)において、レーザー光線の発射設備は地上に設置し、宇宙空間にはミラー衛星を設置するプランが構想されていた。〕。目標が反射衛星砲本体から直接照準できる位置にあれば、反射衛星を使わず直接攻撃することも可能である。 透明ドームに覆われた砲本体のデザインは、つぼみの閉じたチューリップ状〔ただし、デザイナーの松本零士によるとデザインは「男性器がモチーフ」とのこと。〕で全周旋回が可能になっている。反射衛星は発射態勢に入ると4枚の反射板を展開する。反射板の裏には空間磁力メッキが施されてあり、砲から受けたエネルギー放流を正確に反射させるのが可能である。後に真田志郎は、この反射衛星をヒントに秘密裏に空間磁力メッキを独自開発した。 冥王星前線基地司令官シュルツは、射程は波動砲より短いが威力は上だと劇中で語っていたが〔その前回のヒス副総統に対する報告では、波動砲を「見たこともないほどの破壊力だ」と報告しており、劇中の台詞に統一性が無いだけということがわかる。〕、実際には波動砲の威力には遠く及ばないようである〔劇中の描写では、反射衛星砲の直撃を受けたヤマトは撃沈されていないので、浮遊大陸を崩壊させた波動砲の威力には遠く及ばないと言える。射程でも大遠距離砲である波動砲と同等未満のイメージである。〕。これは冥王星の凍結した水面下から発射するため、途中のエネルギーロスが馬鹿にならないのも関係している可能性が高い〔「週刊宇宙戦艦ヤマト OFFICIAL FACTFILE」第7号P8には「水中で威力が減衰してしまう」という節の記述があるが、該当の記述は発射時ではなく水面下の目標を狙うことを想定したときの内容である。〕。 目標が海中にある場合には、海水でエネルギーが拡散して効果を得られない〔海中から発射するのに、なぜ海中で弾道が拡散してしまうのかの理由は不明である。〕。また、反射衛星は敵にもその位置や軌道が露呈していることから、おおよそ攻撃が加えられる方向や、反射板の展開により発射タイミングが把握されるなどの欠点が存在する。 なお、内部の防御はかなり手薄で、各所に電撃トラップが仕掛けられている程度であり、科学力に依存して人力を軽視するガミラスが「敵兵が生身で直接侵入してくる」可能性をほとんど考慮していないことがうかがえる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「反射衛星砲」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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