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浮島の森(うきしまのもり、うきじまのもり)とは、和歌山県新宮市に存在する植物群落である。新宮藺沢浮島植物群落(しんぐういのそうきしましょくぶつぐんらく)として、1927年(昭和2年)4月8日に国の天然記念物に指定された。植物群落の全体が、沼池に浮かぶ泥炭でできた島(東西85m、南北60m、面積約5000m²)〔和歌山県環境衛生研究センター〕の上にあることから、こう呼ばれる。 == 自然誌 == === 泥炭層の組成 === 和歌山県新宮市にある日本最大の浮島である。島全体と島が浮かぶ沼池の底が植物遺体に由来する暗褐色の泥炭層で構成されている。泥炭層は島状の上位泥炭層と沼底の下位泥炭層に分かれており、島状の部分では30〜60cm、沼底部では少なくとも300cmの厚みがあることが確認されている〔後・山崎84 〕。両層の間には水層(層厚5〜30cm)または水分に富む層が存在し〔、「上位泥炭層は、浮遊状態を維持している「泥炭浮遊体」である」〔後・山崎85 〕。浮島を構成する泥炭とは、植物遺体の分解物および分解中間生成物である〔。そうした材質のために、浮島はその名の通りに水に浮かび、1945年(昭和20年)頃までは、台風や荒天などで大風が吹いたり、島の地表で強く足踏みするなどすると、島全体が揺れ動いたという。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「浮島の森」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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