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新幹線961形電車(しんかんせん961がたでんしゃ)は、日本国有鉄道(国鉄)が1973年(昭和48年)に全国新幹線網対応車両として開発した6両編成の試作電車。 == 編成の特徴 == 編成構成は電源周波数50/60Hz対応の6M(全車電動車)で、ボディはアルミ合金製でボディマウント構造を採用し、新幹線で初めて客室窓がすべて小型構造となった。主電動機の定格出力は951形を上回る275kWに増強し、東北新幹線などでの走行を想定して雪切室が設置された。運転台には車上ミニコンピューターシステム(通称:ATOMIC)を搭載し、またキャラクタディスプレイ(CRT方式・文字情報装置)で情報が運転士にリアルタイムで伝達される。ATOMICは自動列車運転装置(ATO)とほぼ同じ構造で指定された速度での定速走行や自動停車などができたが、本格採用には至らず、車両モニタ装置のベースとなった。将来的には、電気軌道総合試験車(ドクターイエロー)への改造も想定されていたが実現しなかった。 多方面への分割・併合を前提として先頭車両のスカート(排障器)上部に連結器を常備する設計となっていた。この結果、先端部カバー内部は連結器を格納しないために空洞となり、蛍光灯が内蔵されて1000形試作車以来の「内部からの光源で光る光前頭」となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「新幹線961形電車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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