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N700系(エヌ700けい)は、東海旅客鉄道(JR東海)、西日本旅客鉄道(JR西日本)および九州旅客鉄道(JR九州)に在籍する新幹線電車である。東海道・山陽新幹線の第五世代、九州新幹線の第二世代の営業用車両にあたる。 == 概要 == 700系を土台に、さらなる高速性と快適性・環境性能向上の両立を目指し、東海旅客鉄道(JR東海)・西日本旅客鉄道(JR西日本)によって共同開発された。開発当初は700Nと称しN700系は通称だったが、2004年5月28日にN700系が正式な形式称号に決定したと発表された。数字の前に表記される N は new や next などの意味と説明されている。 東海道・山陽新幹線用の16両編成(JR東海が0番台、JR西日本が3000番台)が0系や100系を置き換える次期主力車種として、2007年7月1日のダイヤ改正から営業運転を開始。これをベースにJR西日本と九州旅客鉄道(JR九州)によって山陽・九州新幹線用の8両編成(JR西日本が7000番台、JR九州が8000番台)が共同開発され、2011年3月12日の九州新幹線全線開業による山陽・九州新幹線の直通運転開始と100系の置き換えを目的に営業運転を開始した。 改良型のN700Aと呼称される1000番台は700系の置き換えも目的に2013年2月8日から営業運転を開始した。翌年にはJR西日本もN700A(4000番台)を導入。0番台・3000番台をN700Aと同等に改造したものはそれぞれ2000番台・5000番台となる。 各車両の形式番号は、700系ではグリーン車が710番台、普通車が720番台であるのに対し、本系列は60多いグリーン車が770番台、普通車が780番台となり、九州新幹線直通用のみのグリーン・普通合造車は760番台(766形で6号車)となっている〔車両番号はグリーン車が「777-30」、普通車が「785-3505」、グリーン・普通合造車が「766-7001」など。〕。詳細は「形式および車種」の節を参照。 編成記号は、JR東海所有の16両編成がX、N700Aの16両編成がG、JR西日本所属車は16両編成がN・K、N700Aの16両編成がF、8両編成がS、JR九州所属車(8両編成)がRで、車両番号はX編成が2000番台、G編成が1000番台、N編成が3000番台・K編成が5000番台、F編成が4000番台、S編成が7000番台、R編成が8000番台に区分されている〔。 デザインはTDO(トランスポーテーションデザイン機構)の福田哲夫によるもので、0・3000番台は2007年10月1日に財団法人日本産業デザイン振興会の2007年度グッドデザイン賞金賞(商品デザイン部門)、2008年に鉄道友の会のブルーリボン賞を受賞した。7000番台・8000番台は2011年8月にブルネル賞(車両部門)を受賞し、2011年10月3日にグッドデザイン賞(運輸・産業・土木建築関連車両・船舶、関連機器)を受賞した。 なお、JR東海会長葛西敬之「国鉄改革の真実」によると、編成価格は約46億円と700系の約36億円から大幅に跳ね上がっており、これは500系とほとんど同じコストである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「新幹線N700系電車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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