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新植民地主義(しんしょくみんちしゅぎ、Neocolonialism)とは、ポストコロニアル批評において発展途上国の様態を形容する際用いられる用語。嘗ての宗主国が築き上げた現存するあるいは過去の国際的な経済協定が、第二次世界大戦後に発生した脱植民地化を経てもなお、独立国に対しその支配を維持するべく利用されている(又はされていた)とする。 「新植民地主義」の語は今日における「現実の」植民地主義(国連決議に違反してまで外国の領土とその国民を統治する国家が存在する〔United Nations General Assembly Resolutions 1514 and 1541 〕)及び旧植民地で展開されている資本主義的事業の双方を批判の射程に入れることが多い。とりわけ多国籍企業が発展途上国の資源を搾取する構図を強調し、この経済支配が16世紀から20世紀にかけてのヨーロッパの植民地主義を髣髴とさせるとの批判がある。広義では大国による小国への内政干渉(特に現代のラテンアメリカ)を指し、帝国主義時代の列強諸国にも似た大国の行動そのものが一種の「経済的帝国主義」と重なることを示唆する。 == 起源と実態 == 第二次世界大戦が終結し植民地において勃興した独立運動を経て、軒並み脱植民地化を達成した直後のアフリカで用いられたのが始まり。独立後も自国が旧宗主国やその他先進国による、新手の植民地主義に従属しているのではとの懸念が一部指導者らの間で存在し、中でも独立間も無いガーナで1957年に指導者となったクワメ・エンクルマは、「新植民地主義」の語を用いた人物の1人として知られる。 古典的な定義はエンクルマが著した『帝国主義の最終段階としての新植民地主義』(1965年)〔Ali Mazrui; Willy Mutunga, ed. Debating the African Condition: Governance and leadership. Africa World Press, 2003 ISBN 159221147X pp.19-20, 69.〕に詳述されているが、本書は19世紀の帝国主義が資本主義制度の要求に基づくとするレーニンの帝国主義論(1916年)を下敷きとするものである〔Vladimir Ilyich Lenin. Imperialism, the Highest Stage of Capitalism . ''transcribed from'' Lenin’s Selected Works, Progress Publishers, 1963, Moscow, Volume 1, pp. 667–766.〕。エンクルマはその中で「帝国主義の主な先兵たる植民地主義に代わり、我々は今や新植民地主義の只中にいる。(中略)新植民地主義は植民地主義と同様、資本主義国家における社会的矛盾を輸出する試み」とした上で、次のように述べている〔From the Introduction. Kwame Nkrumah. Neo-Colonialism, The Last Stage of Imperialism . First Published: Thomas Nelson & Sons, Ltd., London (1965). Published in the USA by International Publishers Co., Inc., (1966);〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「新植民地主義」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Neocolonialism 」があります。 スポンサード リンク
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