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新標準艦隊(The New Standard Fleet)は、イギリス海軍の海軍力整備構想。海軍休日明けの無条約時代に向け策定され、第二次世界大戦勃発によって中途で立ち消えとなったが、建造された艦艇には大戦中活躍したものが数多くあり、イギリス建艦史上重要な軍備計画である。 == 前段 == ワシントン海軍軍縮条約に伴う海軍休日は欧州に一時の平穏をもたらしたが、ドイツ海軍がポケット戦艦『ドイッチュラント』を建造したことを皮切りに、ロンドン海軍軍縮条約の主力艦建造延期条項や各種補助艦に関する規定に参加しなかった〔条約には参加・調印しており、各種規定の制限は受けている。〕フランス・イタリア両国が対抗艦となる新戦艦の建造や大改装〔ワシントン条約に基づく主力艦改装だが、基本的に水平防御の強化以外は認められなかった日米英と違い、仏伊については制限トン数の範囲内であれば極端な話何をしても良く、実際にイタリアは主砲口径の増大にまで手をつけている。〕に着手し、三国間で建艦競争が勃発した。 さらに1935年、再軍備宣言によってベルサイユ体制を打破したナチス・ドイツの膨張を抑えるために英独海軍協定が締結されたが、この協定はドイツ海軍にイギリス海軍の35%に相当する保有量を認めたものであり、締結時点の戦力から考えれば大幅な増強を追認したものと見ることもできた。後にはZ計画によって更なる膨張も企図しており、建艦競争は激化の一途を辿ろうとしていたが、ロンドン条約によって早くとも1937年まではイギリスは新戦艦の起工ができず、競争を傍観するしかない立場にあった〔厳密に言えばエスカレータ条項の適用という手段はあるが、ドイツはベルサイユ条約、仏伊はワシントン条約によりそれぞれ認められた代艦建造の権利を行使しているに過ぎないので、条項適用という「強硬手段」に出るのは無理がある。〕。 ;海軍休日明けまでに起工、大改装された主力艦 *ドイツ :1929年:ドイッチュラント :1931年:アドミラル・シェーア :1932年:アドミラル・グラーフ・シュペー :1934年:シャルンホルスト、グナイゼナウ :1936年:ビスマルク、ティルピッツ *フランス :1932年:ダンケルク :1934年:ストラスブール :1935年:リシュリュー *イタリア :1933年:コンテ・ディ・カブール(大改装着手)、ジュリオ・チェザーレ(同) :1934年:ヴィットリオ・ヴェネト、リットリオ 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「新標準艦隊」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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