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大崎 昭一(おおさき しょういち、1945年1月15日 - )は、日本中央競馬会 (JRA) の元騎手で、現在は競馬評論家。宮崎県延岡市出身〔KKベストセラーズ「競馬最強の法則」 2011年9月号〕。 記者の質問に対して弱気のコメントをすることが多く「泣きの昭ちゃん」と言われたが、レースでは激しく大胆な騎乗ぶりで東京優駿(日本ダービー)、有馬記念をそれぞれ2勝するなど名手として活躍した。 しかし、度重なる落馬事故により満身創痍であった。また、1985年の新潟事件(後述)による影響が非常に大きく、多くの騎乗機会を失った。 1999年引退。中央競馬通算970勝(うちGI級レース8勝)〔。実子の大竹正博は日本中央競馬会 (JRA) 美浦トレーニングセンター所属の調教師である(2008年調教師免許試験合格、2009年3月1日新規開業)。 == 来歴 == *1963年 柴田寛厩舎所属騎手としてデビュー。同期に安田伊佐夫、久保敏文、清水出美、鹿戸明などがおり、安田とは同じ列車で馬事公苑入りした。障害では、この年1度目の中山大障害を制していたフジノオーに騎乗し2勝を挙げている。 *1964年 36勝をマーク。 *1965年 目黒記念(春)をブルタカチホで制し重賞初勝利。「稀代のクセ馬」カブトシローでカブトヤマ記念を勝ち重賞2勝目。 *1966年 調教中の落馬で馬の下敷きとなり、骨盤を7ヶ所骨折。 *1967年 カブトシローで有馬記念を制し、GI級レース初勝利。当時史上最年少での有馬記念制覇。 *1968年 中央競馬(以下同様)通算100勝達成。 *1969年 ダイシンボルガードで東京優駿(日本ダービー)を制覇、レース後ファンに胴上げされる。24歳での勝利は戦後の最年少ダービージョッキー記録であった(当時)〔この記録はわずか2年後の1971年に田島良保に更新された。〕。 *1973年 福島競馬で外ラチに激突し落馬、胸部挫創および腰椎第一第二右横突起を骨折。 *1975年 フジノパーシアで天皇賞(秋)制覇。 *1976年 フジノパーシアで宝塚記念に勝利し、同馬でローレルパーク競馬場のワシントンD.C.インターナショナルへ遠征(6着)。通算300勝。 *1977年 府中競馬で落馬し、左第七~十一肋骨骨折、右下腿筋挫創の大怪我。1年2ヶ月休養。 *1978年 中山競馬で落馬、右大腿骨を骨折。治療ミスで骨が割れ1年近く休養。 *1979年 グリーングラスの引退レースに騎乗し、2度目の有馬記念制覇。 *1980年 福島競馬で落馬、再度の右大腿骨骨折。 *1981年 16番人気のカツトップエースで皐月賞を逃げ切り勝ち。東京優駿(日本ダービー)も同馬でサンエイソロンの猛追をハナ差しのぎ、ダービー2勝目を挙げる。この年フリーとなる。 *1982年 通算500勝。 *1985年 新潟競馬の本馬場入場で柵ごしにファンと言葉を交わした行為が公正競馬を害するとされ、無期限の騎乗停止処分を受ける(#新潟事件を参照)。この事件の後、しばらく大崎の本拠地である関東の調教師たちから騎乗依頼がほとんどなくなった。 *1987年 通算700勝。 *1991年 布施正調教師の誘いを受け小倉に遠征、以後関西での騎乗が中心となる。 *1992年 管理する橋口弘次郎調教師に出走を強く薦め、11番人気のレッツゴーターキンで天皇賞(秋)を制覇〔橋口と大崎は同じ宮崎県出身であり、橋口は同騎手のファンでもあった。レッツゴーターキンに騎乗依頼をする際に電話をかけようとしたが、猛烈に緊張してしまい、結局調教助手に任せたと、のちに語っている〕。 *1994年 通算900勝。 *1998年 中京競馬での落馬事故による後遺症から慢性硬膜下血腫を発症、頭部手術を受ける。 *1999年 復帰に向けリハビリを続けていたが、網膜色素変性症を発症し現役続行を断念。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大崎昭一」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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