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新潟神戸歪集中帯(にいがたこうべひずみしゅうちゅうたい、Niigata-Kobe Tectonic Zone, NKTZ)は、新潟神戸構造帯とも呼ばれ、新潟県から、長野県北部、岐阜県、名古屋、滋賀県、名張付近を経て神戸に延びる幅約200Kmの地質学的な歪みの集中帯で、領域の境界線は明瞭に定義されていない。 1990年に国土地理院による三角・三辺測量のデータの解析から指摘され〔橋本学:測地測量により求めた日本列島の地震間の平均的な地殻水平歪速度 (I) 地震 第2輯 Vol.43 (1990) No.1 P13-26,〕、2000年にGPSを利用した電子基準点の観測網(GEONET)による測量データの解析により存在が確認された〔2004年新潟県中越地震の発生過程 地震 第2輯 Vol.58 (2005-2006) No.4 P463-475,〕。 幾つかの観測結果から、「歪速度が10倍くらい大きい領域が形成されている」「歪集中帯の直下の下部地殻の電気伝導度が小さい」「地下には比較的柔らかい岩盤が存在している」事などが明らかになっている。 == 調査研究 == この歪集中帯を、日本海東縁に延びる「プレート境界である」とする説〔濱島良吉、樋口大祐、元島三明:日本列島を縦断する構造線の存在と地震活動度に関する研究 地震工学研究発表会講演論文集 Vol.26 (2001) P137-140〕と、「陸側プレートの内部変形集中帯である」という2つの異なった考えがあり、調査研究が進められているが結論は得られていない。「プレート境界説」はマントルを含めた地殻の運動モデルの分析では否定的な観測結果が得られている。 国土地理院ではGPSを使ってこの地域の地殻の変動量を2005年から2008年まで精密に調査した。その結果、新潟-神戸構造帯より西側の地殻は東へ移動し、東側の地殻は西へと移動していることが判明した。つまり、互いに押し込む圧力が掛かっている逆断層を形成するような運動をしていて、変動量は年間1-2cmであった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「新潟-神戸歪集中帯」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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