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新潟空港(にいがたくうこう)は、新潟県新潟市東区に所在する国管理空港。空港法では第4条1項5号に該当する空港として政令で定める空港に区分されている。 == 概要 == 新潟市東区の北東部(下山地区)に所在し、北側は日本海に、東側は阿賀野川の河口部に、西側は信濃川河口付近にそれぞれ面する。 滑走路は2本あり、全ての旅客・貨物路線は海沿いに設けられた主滑走路のB滑走路を使用する。B滑走路の東側に設けられ、北東から南西へ伸びる副滑走路のA滑走路は、主に使用事業の小型機およびヘリコプターが使用する。 ターミナルビルは、B滑走路の南側中央部に設けられたエプロンに面し、その西側には併設される航空救難部隊として航空自衛隊新潟分屯基地の専用エプロンやハンガーが設けられており、新潟救難隊の救難捜索機などが常駐している。ターミナルビル南側には車道と駐車場をはさみ、A滑走路の磁気方位04終端に面して東から西に新潟県警察航空隊、東北電力、中日本航空、朝日航洋、新潟県消防防災航空隊、海上保安庁第九管区海上保安本部新潟航空基地などのハンガーが立ち並ぶ共同のサウスエプロン地区がある。なお、制限表面〔新潟空港の制限表面図 - 国土交通省 東京航空局〕には円錐表面と外側水平表面が設定されていない。 冷戦期である1973年、当時のソビエト社会主義共和国連邦のハバロフスク空港との間に定期便が就航し、新潟港とともに日本における東側諸国への窓口となった。1979年には韓国の金浦国際空港との定期便がいち早く就航するなど、国際線が比較的早い段階で開設された地方空港の1つである。しかし、搭乗率は著しく低下しており、毎日1往復運航している仁川国際空港との路線が比較的高い搭乗率を保っている以外は伸び悩んでいる。 国土交通省は2009年度以降、国管理空港の個別収支試算を公表しているが、新潟空港の営業損益は2009年7月に発表された2006年度分で約23億円、2010年7月に発表された2007年度分でも約20億円、2011年に発表された2008年度分でも、約13億円のそれぞれ赤字となっており、国管理空港の営業損益としては福岡空港、那覇空港などに次いで全国ワースト5位以内となっている〔国が管理し空港別収支の公表対象となっている25空港中、新潟空港の営業損益は2006年度・2007年度が2年連続でワースト3位、2008年度もワースト5位となっている〕。 敷地内には防衛省の施設として航空自衛隊の分屯基地が置かれ、国土交通省の関連施設では東京航空局新潟空港事務所、海上保安庁の新潟航空基地(格納庫、事務所)などがある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「新潟空港」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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