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新豊根ダム(しんとよねダム)は愛知県北設楽(きたしたら)郡豊根村、一級河川・天竜川水系大入川(おおにゅうがわ)に建設されたダムである。 国土交通省中部地方整備局と電源開発が共同して管理を行う多目的ダムで、高さ116.5メートルのアーチ式コンクリートダムである。大入川および天竜川下流の治水と水力発電が目的である。特に水力発電事業は著名で、新豊根発電所は新豊根ダム湖(みどり湖)と佐久間ダム湖(佐久間湖)とで水を往来させ、最大112万5,000キロワットの電力を発生できる揚水発電所である。新豊根発電所の完成により、天竜川水系の水力発電能力はさらに増強され、日本有数の水力発電地帯となった。ダムによって形成された人造湖はみどり湖と命名された。 == 地理 == 大入川は天竜川の支流である大千瀬川(おおちせがわ)に合流する二次支流で、長さ30キロメートル・流域面積136.3平方キロメートルの河川である。愛知県の最高峰である茶臼山南麓を水源とする津具川(つぐがわ)と、茶臼山東麓を水源とする坂宇場川(さかうばがわ)が豊根村上黒川付近で合流して大入川となり、ダム地点を通過した後南に流路を変え、途中紅葉で知られる大入渓谷を形成したあと愛知・静岡県境付近で大千瀬川に合流する。合流後の大千瀬川は浜松市天竜区浦川で相川を併せ、静岡県立佐久間高等学校付近で天竜川に注ぐ。ダムは大入渓谷の上流部、古真立川との合流点下流に建設された。 なおダム湖の名前であるみどり湖であるが、長野県塩尻市(みどり湖)および山梨県北杜市(みどり湖 (山梨県))にも同名の湖がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「新豊根ダム」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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