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旗章学用語(きしょうがくようご)とは、旗章学において専ら用いられる学術用語である。本稿では学術用語の他に旗章学において用いられる記号法や特有の表現法について記述する。旗章学用語は技術的な内容を表し、正確を期す必要があるため、高度に専門的である。また日本語では訳語が定まっていない。紋章学用語との間に共通する部分も見られる。 == 一般的な旗の各部とその用語 == * バッジ () : 記章。紋章 (''coat of arms'') や、よりシンプルな盾形のこともある。 * カントン () : 旗を4分の1に区切ったそれぞれの区画のこと。通常、左側(ホイスト側)の上半分を指す。例えば星条旗の星の図案、あるいはオーストラリアの国旗にあしらわれたユニオンジャックの部分。 * チャージ () : 旗に描かれる像やシンボル。 * エンブレム () : チャージとして使われる図案。伝統的な紋章起源のものと、近代になって作られたものがある。例えばカナダの国旗のメイプルリーフなど。 * フィールド () : 旗の背景。チャージの背後の色。 * フィンブリエーション () : 細い境界線。白や金のことが多く、旗で2つの色を分けるために使われる。 * フライ () : 旗竿の反対側の縁。あるいは旗のうち、そちら側の半分。旗の水平幅を意味することもある。 * ホイスト () : 旗竿側の縁、あるいはそちら側半分。旗の高さを意味することもある。 * レングス () : 旗竿と直角をなす方向に測った幅。 * ウィドス () : 旗竿と平行になる方向に測った幅。 旗は海運における所属識別に用いられて発展したため、表と裏の両方から見られることを想定している。また、旗竿が垂直であるとは限らない(運動会の万国旗の場合など)。このため「左」「右」ではなく「ホイスト(掲げられている側)」「フライ(たなびく側)」と呼称する。「カントン」が通常ホイスト側上半分を意味するのも同じ理由からである。「レングス」は旗がたなびく長さ、「ウィドス」は旗竿に占める幅のことである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「旗章学用語」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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