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日勝線(にっしょうせん)とは、国鉄バス・ジェイ・アール北海道バス(JRバス)が運行する自動車路線である。 本項では、自動車駅であるえりも駅および、派生する高速バス路線である高速えりも号・高速えりも・ひろお号・高速ひろおサンタ号についても記述する。 == 概要 == 本路線は、1943年8月に本様似と庶野・歌別と襟裳を結ぶ路線として開設〔「鉄道省告示第208・209号」『官報』1943年7月28日 (国立国会図書館デジタルコレクション)〕されたのが始まりである〔。国鉄の建設予定路線として、改正鉄道敷設法133には「苫小牧~鵡川~浦河~広尾~帯広」間の路線があり、本路線は鉄道線の先行という使命を有していた。路線開設に当たって、既に日高地区で乗合自動車を運行していた日高自動車を買収するという方策を採っている〔。路線名は旧国名である日高と十勝を結ぶことからの命名である。 第二次世界大戦が終わった1949年までに、様似と荻伏築港を結ぶ路線も延伸開業している〔。また、当路線を担当する様似自動車営業所は、1952年より北海道の国鉄バスでは初の貸切バス事業を開始している〔。1965年には、帯広とえりも岬を発着する路線も運行された〔。その一方、路線開設当初から行なわれていた貨物輸送については、1966年に日本通運へ移管されたことにより廃止となった〔が、これは北海道の国鉄バスでは最後の貨物営業路線であった〔。 モータリゼーションの進展に伴い、路線バスの経営を圧迫したため、合理化が行なわれることになった〔。国鉄バスも例外ではなかったが、日勝線では道路環境が悪いところが多く、完全ワンマン化は1983年にずれ込んだ〔。 本路線は鉄道会社直営のバス事業者という特徴を生かし、国鉄時代から全国版の時刻表の日高本線のページにも並行するバス便の時刻を併載したほか、分割民営化後に日高本線の運行組織として日高線運輸営業所が開設されると、様似自動車営業所を日高線運輸営業所の直轄組織とする〔ことで、鉄道とバスの一貫輸送をより強化する方策を採っていた。その後、バス部門分社化により直轄ではなくなっている。分社化後は、札幌へ直通する高速バスの運行も開始された。 1999年以降は省営バス時代から営業が続けられている北海道内のJRバス路線は、札幌地区と鉄道代替路線を除けば本路線のみとなっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「日勝線」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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