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日本の竜(にほんのりゅう)では日本における竜について記述する。 竜(旧字体: 龍、呉音: りゅう、漢音: りょう、訓読み: たつ)は古代中国に発する想像上の動物であり、その観念や造形は日本にも伝播した。 == 日本文化の竜 == 弥生時代には中国から龍のモチーフが日本にもたらされており、和泉市にある紀元一世紀頃の池上曽根遺跡から、胴をくねらせ三角の無数の突起を持つ動物が描かれた壺が出土している。こうした弥生龍の図柄を持った遺物は全国で30点あまり発見されている。この時代の日本人は龍の確固たるイメージを持っていなかったため、中国の龍の正確な模倣はできなかった。 科学史家の荒川紘は、竜は中国では皇帝の象徴であったが、日本では天皇の権威の象徴として用いられることはなかったと述べ、その背景には中国をただ模倣するのではなく日本の天皇の中国に対する独自性を宣揚しようとの意図があったのではないかとみている。また、日本の竜は蛇との区別があいまいで多種多様な姿形と性格を呈しており、それは在来の蛇信仰に外来文化の竜が接木されて混淆した結果であろうと推察している。 平安時代になり、『法華経』や密教が浸透するにつれて日本の龍は明確に独自性を帯びてくる。9世紀には室生寺に「龍穴」の記録が現れ、雨乞い信仰が行われるようになった。龍穴はその後も日本各地の寺社に現れ、中世には龍穴同士は地下で繋がっており、龍もしくは蛇龍が行き来しているという観念が生まれた。中世末になると、戦国大名の里見義頼は龍が描かれた印判を使用するようになる〔滝川恒昭「房総里見氏の印判について―鳥の形像を有する印判をめぐって―」(中世房総史研究会編『中世房総の権力と社会』高科書店、1991年)〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「日本の竜」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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