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日本における市外局番の変更(にほんにおけるしがいきょくばんのへんこう)では、固定電話の市外局番の変更に付いて記す。 == 概要 == 1980年代以降、初期には無線呼び出し=ポケベル用番号の確保や近年は新規参入電気通信事業者への番号の確保などのための電話番号逼迫対策により市外局番の変更が多くなっている。携帯電話の普及などにより2000年以降固定電話の加入者が減少に転じており、緊急性は薄れて来た感もある(直収電話やIP電話の番号ポータビリティはルーティング番号方式に変更された)。中には、岡山県赤磐市や埼玉県所沢市の様に、5・6年足らずで2回も変更されたところもある。また、以下の記述では先頭に付く国内開放番号の0を含めて市外局番の桁数とする。 番号増は桁数を増やせば簡単であるが、電話番号の日常性から社会に与える影響が大きくあまり用いられず、通常は市外局番の最後尾1桁を市内局番の頭に移行するやり方が取られる。一見、番号が増えた様には見えないが、特番発信番号として使えなかった「0」と「1」から始まる市内局番が使える様になり使用できる番号が増える。一部地域では天気予報などのために使えない番号(末尾が1や、下2桁が17の局番が使えない)も残る。 なお、東京23区の03地域や大阪市周辺(兵庫県尼崎市を含む)の06地域では、既に市外局番が2桁で市内局番に移行できる桁がなく、9桁だった電話番号は、それまでの市内局番の先頭に番号(東京は3、大阪は6)を付加し、他の地域と同じ10桁とした。なお、それ以前から、東京の03地域は5から、大阪の06地域は4または7からはじまる10桁の電話番号体系だった番号もある。東京の03地域の6から始まる市内局番は2000年代に入ってから使用され始めた。 他にも横浜市港北区日吉地区に9桁番号があったが、1990年10月1日のMA(Message Area : 単位料金区域)変更と同時に10桁とされたという例がある(港北区を参照)。 2007年2月25日には、最後まで電話番号が9桁だった神奈川県小田原MAの箱根町区域(市外局番0460)が10桁となったことにより9桁の電話番号が消滅し、固定電話(IP電話等を除く)の電話番号は10桁に統一された。 一方、市外局番の重複に伴う識別のため、天気予報 (177) だけ市外局番の逆戻しを行うケースがある。 * 山梨県甲府MAの市外局番は055だが、後に同一市外局番となった静岡県沼津MAとの識別のため、天気予報の番号055-177のみ→0552-177へと逆戻しが行われた。なお、055-177では静岡県東部の天気予報番号 (0559-177) の案内も行っている。 * 北海道千歳MAの市外局番は0123だが、後に同一市外局番となった夕張MA及び栗山MAとの識別のため、新たに割り当てられた市内局番60~69〔同時に、夕張MAには90~94が、栗山MAには95~99の市内局番がそれぞれ割り当てられた。〕より、61局を使用して01236-177と変更された。夕張MA及び栗山MAの天気予報は市外局番変更前の0123D-177(Dコード5 : 夕張MA、7 : 栗山MA(栗山町)、8 : 同(長沼町及び由仁町))である。 1970年代までは市外局番が7桁あったり(7桁市外局番は総て「手動式」だった。また、1970年代までの5・6桁市外局番には手動式と自動式の両方が存在していた)、2006年2月までは6桁で市内局番が全くなく、市内通話は加入者番号の下4桁のみをダイヤルする地域もあったが、2006年3月1日に最後まで市外局番6桁だった北海道滝上町が同じMAである紋別市と市外局番を統一し、同町にも初めて市内局番が付けられ、これで全国すべてで市内局番が付く様になり、6桁の市外局番が消滅した。更に東北、北陸・甲信越、四国地方の場合は5桁市外局番も消滅しており、すべて3 - 4桁市外局番になっている。 市外局番が手動式のころと自動式になってからで変わった地域も町村部を中心に存在した。特に北海道、新潟県、岐阜県、三重県、奈良県、和歌山県、京都府、兵庫県、徳島県、高知県、宮崎県などの町村部に存在していた「7桁市外局番」は自動式化の際、5 - 6桁に変更されたことにより、1979年2月までに消滅した。収容局の自動化は1983年6月21日に静止衛星利用で自動化された東京都小笠原諸島 (04998) を除き1979年3月13日に完了。また、5 - 6桁市外局番で末尾が「0」や「1」というのもあったが、こちらは後年に3 - 4桁化された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「日本における市外局番の変更」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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