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『日本大王国志』(にほんだいおうこくし、蘭:Beschryvinghe van het machtigh koningryk Japan、英:A True Description of the Mighty Kingdoms of Japan)とは、フランソワ・カロンが執筆した書物。1620年~1640年に平戸のオランダ商館に勤務したカロンが、1636年にバタヴィア商務総監のフィリプス・ルカスの質問に対した回答が元になっている。 == 概要 == カロンは、料理人〔東インド会社は雑用係りを料理人と称していたようである。〕として1619年に平戸のオランダ商館に着任した〔Otterspeer, Willem. (2003). ''Leiden Oriental Connections, 1850-1940,'' p. 355. 〕。その直後に、日本人女性と結婚し、6人の子供をもうけ〔 、日本語に熟達した。1627年には、通訳として参府している〔〔長崎遊楽 江戸参府年表 〕。1626年には商館助手に昇進し、1633年4月9日には次席(ヘルト)となり、1636年2月には館長代理となった。 館長代理時代、バタヴィア商務総監のフィリプス・ルカスから日本の事情に関する報告を書くように要請されたが、一般的記事を書くことは断り、1636年にルカスの質問31問に回答する形で執筆された。カロンは本書が出版されることを想定していなかったが、1645年に『オランダ東インド会社の創建ならびに発展誌』の巻末に添付され、翌年には再版が出版された。さらに1661年にはカロン自身が校正を加え、さらに挿絵を付け加えた上で1661年に単行本として出版された。オランダ語版に加えて、英語版、ドイツ語版、フランス語版、イタリア語版、ラテン語版、スウェーデン語版が出版された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「日本大王国志」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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