|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 日 : [にち, ひ] 1. (n-adv,n-t) sun 2. sunshine 3. day ・ 日本 : [にっぽん, にほん] 【名詞】 1. Japan ・ 本 : [ほん, もと] 1. (n,n-suf,n-t) (1) origin 2. basis 3. foundation ・ 小説 : [しょうせつ] 【名詞】 1. novel 2. story ・ 説 : [せつ] 1. (n,n-suf) theory
『日本小説』(にっぽんしょうせつ)は、大地書房、日本小説社発行の月刊文芸雑誌。1947年創刊、1949年終刊。初めての中間小説雑誌と言われ、その後の中間小説ブームの引き金となった。 ==創刊の経緯== かつて新潮社で『日の出』の編集などをしていた和田芳恵は、1947年に大地書房から『徳田秋声全集』を出版するために編集担当者をしていたが、社長の秋田慶雄から新雑誌の創刊を頼まれる。『日の出』時代に「幅広い層に、いわゆる大衆小説でない、質の高い小説を」という構想を持っていた和田は、「(純文学と大衆文学の)『日本小説』でこの垣根を取り払おうとした」という意欲で、1947年3月に『日本小説』を創刊させる(5月号)。誌名は和田と付き合いのあった水上勉のアイデアで、創刊号はA5版、108ページ、20円。和田の試みの一つとして、創刊号で大衆作家として著名だった川口松太郎を起用し、関伊之助の変名で短篇「裸婦」を掲載、これを丹羽文雄は「新人らしからぬ腕達者だ」、志賀直哉は「たいへんうまい作家である」と評する。川口は当初3作を予定していたが、挿絵の宮田重雄から正体が漏れてしまい、川口は1作を書いただけでそれ以降は書かなかった。 創刊号の掲載は他に、高見順「深淵」、丹羽文雄「人間模様」、林房雄「母の肖像画」、太宰治「女神」、連載として林芙美子の『放浪記』第三部「肺が歌ふ」があった。この創刊号は7万部刷って返品が1000部と、好調な売り上げとなる。また掲載作品には必ず挿絵を入れ、カラーページも作り、創刊号では藤田嗣治絵、鈴木信太郎解説による名作絵物語「シラノ・ド・ベルジュラック」を掲載した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「日本小説」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|