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日本文明(にほんぶんめい、にっぽんぶんめい)とは、日本列島あるいは日本人(日本人と区別して日本民族ともいわれる)に固有の文明社会〔現代においては「文明」概念は必ずしも一致した定義を与えられているとは言えず、論争的である。近代においては西欧社会の圧倒的な影響力を背景に、その呼称はヨーロッパの文明社会によって独占されていた(工藤庸子著『ヨーロッパ文明批判序説―植民地・共和国・オリエンタリズム』東京大学出版会、2003年)。しかしながら、ヨーロッパ中心的な歴史観からの脱却とともに、現代では多元的な文明社会を肯定し、それを元に比較文明論という学問分野が成立している。「日本文明」という呼称・規定はこの比較文明論的な用法によって存立しうるが、しかしその内実を巡っては議論の分かれている用語である。〕を想定する用語である。 比較文明論などの主流な学問分野では、対象は近現代の日本社会や日本文化を主とする。またその論点は日本人論ともしばしば近接し、日本の文明社会の特質を論じる際には日本人論が援用されることが多い。 == 概要 == === 主に研究史的視点から === 近代西洋社会が日本の文明社会に初めて接したのは、江戸時代の長い鎖国が終わり、19世紀末に日本が開国して後である。そして明治維新後の日本社会の急激な近代化によって、この日本の文明社会への関心が高まった。 最初期の欧米の日本研究は、他の東洋社会への関心と同類のエキゾチシズムやオリエンタリズムに彩られたものであった。しかし開国後に来訪した西洋の旅行者や観察者が記した多くの見聞録にて、日本の社会構造と西洋のそれに似通った点があることが報告されたり、また日本が軍事大国として台頭してくると、日本を西洋と類似したものとして捉える傾向が強まった。 このような欧米の日本への関心は、高度に近代的な成功を収めたにもかかわらず、一方で日本独自な伝統社会を維持していると考えられていることにも支えられている。もっとも、どの特質が日本独自な伝統に属するのか、また日本社会での影響の程度は、またその特質が他の社会と共通性がないのかについては、様々な見解がある。さらに方法論では、日本の組織や制度の分析に基づく構造的な把握を重視する観点と、日本人の行動様式や文化の傾向から論じる文化人類学的な観点に大きく分かれる。 前者の研究ではマックス・ヴェーバーの官僚制論などが援用され、当初は日本社会の特質を比較的小規模に見る傾向があったが、徐々に後者の手法も取り入れて、今日では日本に独自の制度構造を見る視点が一般的である。研究の動向からいえば、日本の制度的現実は日本の文化様式とある程度関係性を持っているという見解が主流である。したがって最近の研究は、多かれ少なかれこの2つの相異なる観点双方を考慮しておこなわれている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「日本文明」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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