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多国籍企業(たこくせききぎょう、英語:''multinational corporation''(MNC))とは、活動拠点を一つの国家だけに限らず複数の国にわたって世界的に活動している営利企業のことである。 == 定義 == 具体的定義としては、以下のようなものがある。 * 国連の国際連合貿易開発会議(UNCTAD)の定義 * 資産を2ないしそれ以上の国において統轄するすべての企業。 * 2か国以上に拠点を有する企業。 * その他の定義 * 多くの国々に生産設備を持っている。 * 多くの国々に販売拠点や事務所を持っている。 あらゆる業種に多国籍企業は存在するが、巨大な多国籍企業は、金融、石油、自動車、IT, 半導体、防衛に多く見られる。これは、製造業の場合は工場などへの大規模な設備投資が必要なほか、グローバル市場に対応した商品を生産、製造、流通させるためである。 また、日本やアメリカの企業に対して日本やアメリカの研究者が与えた定義は、 * 吉原英樹神戸大学名誉教授、南山大学教授の定義 * 売上高上位500社以内(ただし東証1部上場の製造企業) * 5か国以上に海外製造子会社(日本親会社の出資比率25 %以上)を持つ * 元ハーバード大学のスティーブン・ハイマー(Stephen Hymer)の定義 * 海外直接投資を行う企業。 * ハーバード大学多国籍企業研究プロジェクトの定義 * アメリカで売上上位500社以内、6か国以上に海外製造子会社を所有する企業 * Fortune Global 500に掲載され、かつ6か国以上に出資比率25 %以上の生産拠点を持つ製造企業(主として日米欧の主要先進諸国の製造企業)。 以上のように、複数の国にまたがり事業を進め、かつ企業規模が大きいこととされており、単に製造拠点を海外に置いただけの企業や、2、3か国でしか展開していないような中小企業を「多国籍企業」とは定義しないのが一般的である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「多国籍企業」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Multinational corporation 」があります。 スポンサード リンク
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