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日本紅斑熱(にほんこうはんねつ、Japanese spotted fever)は、リケッチアの一種である日本紅斑熱リケッチア〔 〕 (''Rickettsia japonica'') の感染によって引き起こされる感染症である。以前は東洋紅斑熱(とうようこうはんねつ、oriental spotted fever)とも呼ばれた。1984年に徳島県で発見された新興感染症であり、日本の関東以西の地域に見られる〔つつが虫病/日本紅斑熱 2005年12月現在 国立感染症研究所 The Topic of This Month Vol.27 No.2(No.312)〕。ダニ媒介性疾患の一つであり、この菌を持ったマダニに刺されることによって感染する。日本では感染症予防法によって四類感染症に指定されている。 == 病原体 == リケッチアの一種である、日本紅斑熱リケッチア(リケッチア・ジャポニカ)によって引き起こされる。 リケッチアは真正細菌の一グループであり、宿主となる他の生物の細胞の中でのみ増殖が可能な偏性細胞内寄生体である。このうちのいくつかの種はヒトに対して病原性を持つが、これらはワイル・フェリックス反応と呼ばれる、患者血清中に生じる抗体を利用した検査法を用いて鑑別することが可能であり、以下の3グループに大別される(括弧内はワイル・フェリックス反応のパターン)。日本紅斑熱リケッチアはこのうち、紅斑熱群リケッチアに分類される。 #発疹チフスまたは発疹熱を引き起こす発疹チフス群リケッチア(OX2:+, OX19:+++, OXK:–) #紅斑熱を引き起こす紅斑熱群リケッチア(OX2:+++, OX19:+, OXK:–) #ツツガムシ病を引き起こすツツガムシ病オリエンチア(''Orientia tsutsugamushi''、旧名ツツガムシ病リケッチア)(OX2:–, OX19:–, OXK:++) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「日本紅斑熱」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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