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日枝丸(ひえまる)は、かつて日本郵船が保有していた貨客船である。氷川丸級の2番船として建造された。船名は日枝神社(東京都千代田区)に依る〔。 戦前はシアトル航路に就航し、戦争中は海軍の特設潜水母艦となったが、米潜水艦の雷撃により沈没した。 == 船歴 == === シアトル航路 === 日本郵船は北米シアトル航路を強化するため、1万1000トン級貨客船3隻の建造を決定し、浅間丸型「秩父丸」を建造中の横浜船渠は2隻の建造を受注した〔#三菱、20話14頁『「秩父丸」に続き、2隻の客船を受注』〕。これが「氷川丸」と「日枝丸」(本船)である〔。船橋には東京千代田区日枝神社を祀る〔#三菱、20話16頁『船名の由来は埼玉県氷川神社』〕。「氷川丸」、「日枝丸」、「秩父丸」は並んで同時に建造された〔#三菱、20話16頁『図3、5つの船台で建造が進む昭和4年6月19日の風景(写真)』〕。また氷川丸級3隻(氷川丸、日枝丸、平安丸)は頭文字『H』を持つ神社名(氷川神社、日枝神社、平安神宮)に由来している〔。 1930年(昭和5年)7月、横浜船渠で竣工。シアトル航路に就航した。同航路はグレート・ノーザン鉄道と日本郵船の提携により1896年(明治29年)開設された航路で、当時人口6000人だったシアトルは「ノーザングレート鉄道を父、NYK(日本郵船)を母」として目覚ましい発展を遂げ60万都市になった。〔 就航後、往行では生糸、日本茶、綿製品、玩具などを運び,復航は屑鉄、銅、亜鉛,ニッケル、牛皮、航空機用特殊木材などを運搬した〔日枝丸 - エリック、2013年2月19日閲覧。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「日枝丸」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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