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日生劇場(にっせいげきじょう、英語:''Nissay Theatre'')は、東京都千代田区の日本生命日比谷ビルの中にある劇場である。完成時の座席数は1,358、現在の座席数は1,330となっている。重厚な外観と幻想的な内装を持つ建物として知られる。 == 沿革と概要 == 浅利慶太や石原慎太郎らは、かねてから東急グループ総帥の五島昇に劇場の建設話を持ちかけていた。当初は渋谷の東急系映画館を改装するという程度の話だったが、同じころ日本生命が東京に進出するにあたり、いわばメセナ活動の一環として劇場を作りたいという話を、日生第5代社長弘世現が五島に相談したため、五島は弘世に浅利らを紹介した。こうして、若い芸術家たちの野心と、スポンサーとしての弘世の並々ならぬ尽力により生まれたのが、日生劇場である。 こけら落としは、1963年10月20日にベルリン・ドイツ・オペラを招いて行われた。その後は現代劇や歌舞伎、そしてオペラやミュージカルの公演などに使用された。劇団四季が常設劇場をもつ前にはこの劇場での公演が多かったほか、越路吹雪が1970年代当時、日本で最もチケットの入手が困難なステージのひとつともいわれた「ロングリサイタル」を長年にわたって行ったり、沢田研二がソロデビューの翌月1971年12月に初のリサイタルを開催したのもこの劇場である。しかしその卓越した音響効果は「良すぎて」クラシック音楽には向かないと言われており、実際近年では著名オーケストラによる公演は行われていない。 客席の中では、中2階に相当する「グランドサークル席」の人気が高く、早く売り切れる事が多い。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「日生劇場」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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