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日産・セレナ : ミニ英和和英辞書
日産・セレナ[にっさんせれな]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [にち, ひ]
  1. (n-adv,n-t) sun 2. sunshine 3. day 
日産 : [にっさん]
 【名詞】 1. daily output 
: [うぶ]
  1. (adj-no) innocent 2. naive 3. unsophisticated 4. inexperienced 5. green 6. wet behind the ears

日産・セレナ : ウィキペディア日本語版
日産・セレナ[にっさんせれな]
セレナ(''SERENA'' )は、日産自動車が販売するミニバン。そのルーツは1969〜1970年登場のダットサン・サニーキャブ/日産・チェリーキャブにまで遡る。初代には商用モデルの「カーゴ」もあった。C25型以降は「ランディ」としてスズキへOEM供給されている。なお、当項ではバネットの後継として登場した初代(C23型)初期型の「バネットセレナ」についても記載する。
== 歴史 ==

=== 初代 C23型(1991年-1999年) ===

;1991年6月
:C22型バネットコーチのフルモデルチェンジ版で、「バネットセレナ」として販売開始。ただし、商用モデルについては、バンについては「バネットセレナ・カーゴ」として発売されたが、C22型も「バネットバン」として継続生産し並行販売、トラックはC22型のみになる。設計・生産は、愛知機械工業が担当。内外の造形も、当時の愛知機械工業デザイン部主導で開発された〔愛知機械工業のデザイン部は、その後日産自動車のデザイン本部に吸収されるかたちで消滅〕。
:スタイルは小ぶりなボンネットを持つセミキャブオーバーの外観であるが、助手席下にエンジンを搭載するキャブオーバー構造を採用、CD値は0.35である。シフトレバーはフロア式で、フロアパンやドライブトレインを共用する上位車種のラルゴも同様である。トヨタ・エスティマと共に、ミニバンに走りの良さを与えた草分け的モデルである。
:「901運動」のさなかに設計されたため、ハンドリングとロードホールディングを重視しており、以下のような特徴がある。
:
* FXグレード以上のリアサスペンションは、ガラス繊維強化プラスチック製の横置きモノ(単板)リーフスプリングを使ったマルチリンクサスペンションを採用。ワゴンのFGとカーゴ(バン)全車は、リジッドアクスルと半楕円リーフスプリングの組み合わせとなる。
:
* 最上級グレード「PX」のガソリン2WD車に、スーパーHICASを搭載するツーリングパッケージを設定。SR20DE搭載車・CD20T搭載車は、ビスカス式LSDを標準装備。
:
* トヨタがエスティマに、ハイエースのRZ型直列4気筒エンジンをベースにシリンダーを75°寝かせた形の専用エンジン2TZ型を奢ったのに対し、セレナはFR車用のエンジンを流用し、直立した状態で載せた。そのためフロントシート周りは狭い。
:
* 世界初のスライドドアパワーウインドウなど、先取りした内容が多かった。
:欧州向けの貨物車は、1996年から2001年にかけて日産モトール・イベリカで生産され、バネットの名で販売された。乗用とは異なり、ホイールベースが 2895mm、全長が 4495mm へと延長され、屋根はキックアップルーフとなって全高が 1995mm となり、サイズが若干拡大された。屋根形状のほか、荷室の窓形状、太いBピラー観音開きバックドア、標準仕様がブラインド(窓なし)バンとなるなど、外観的にも変化の大きい独自モデルとなった。また、LDV(en:LDV)へOEM供給され、カブ(en:Cub)の名で販売された。
;1992年
:日産モトール・イベリカにて、欧州現地生産開始。
;1992年1月
:大型化した専用バンパーや専用ボディカラー、青とグレーの専用内装を採用したオーテックジャパン扱いの特別仕様車「サンキャット」を発売。本仕様車は改造車となり、車両型式に"改"が追加された。
;1992年6月
:一部改良。
;1993年1月
:特別仕様車「FX 60thアニバーサリー」を発売。
;1993年8月
:マイナーチェンジ。エアコンの代替フロン化。自然吸気ディーゼルエンジンのCD20がカーゴを除き廃止。
;1993年11月
:カーゴディーゼル車のNOx総量規制地域向け車追加。
;1994年1月
:特別仕様車「FXリミテッド」発売。
;1994年5月
:マイナーチェンジでインパネの大幅なデザイン変更でオーディオスペースが2DIN対応となり、エアコンスイッチも扱いやすい位置へ移動された。また、商用バンのイメージが強かったかつてのミニバンの印象を変えるべく、正式車名をバネットセレナの後継車として「日産・セレナ」に変更(リアウインドウガラスから「VANETTE」のステッカーがなくなる)。オーテックジャパンの手による「キタキツネ」が設定された。なお、この改良を機に4WDモデルはホイールハブが4穴に変更された。
:なお、バネットのネームは商用バン・トラックで現存しており、2009年5月にはNV200バネットが登場。NV200バネットにはかつてのバネットセレナのように、乗用登録のワゴンタイプが設定されている。
;1994年10月
:同年1月に発売した特別仕様車「FXリミテッド」を新仕様で再発売。
;1994年11月
:2列目・3列目シートにマルチパーパスシートを採用した特別仕様車「アーバンリゾート」とオーテックジャパン扱いの特別仕様車「キタキツネ ゆきんこパック」を発売。
;1995年8月
:一部改良。オプション設定だった運転席エアバッグを標準装備化。
;1996年9月
:特別仕様車「FXリミテッド」にABSを追加装備した特別仕様車「FXリミテッドII」を発売。
;1997年1月
:マイナーチェンジ。フロントデザインを変更し、2列目・3列目シートにマルチスライドシートを採用。ABSを新たに標準装備し、一部グレードのAT車にアクティブダンパーサスのオプション設定を追加。前年にオーテックジャパン扱いの特別仕様車として発売されていた「ハイウェイスター」がカタロググレードに追加された。なお、今回のマイナーチェンジにより1.6Lガソリン車が廃止された(カーゴは継続設定)。
;1997年9月
:特別仕様車「FX II」を発売。
;1998年1月
:一部改良。助手席エアバッグを標準装備化。「FX II」がカタロググレードに昇格し、新グレードとして、専用ルーフレール一体型スポイラーを装備した「フィノ」を追加し、同年8月には「FX-S」をベースに電動左右独立格納式リモコンドアミラーやカセット一体AM/FM電子チューナーラジオ(デジタル時計組込み)等を装備した充実グレード「FXオーレ」を追加した。

ファイル:Nissan Serena C23 007.JPG|ハイウェイスター(後期型)
ファイル:Nissan Serena C23 004.JPG|リア(中期型)
ファイル:Nissan Serena C23 006.JPG|リア(後期型ハイウェイスター)
ファイル:Nissan Serena C23 152.JPG|カーゴVX リア
ファイル:Nissan Serena front 20071004.jpg|欧州向け
ファイル:Nissan Serena rear 20071004.jpg|欧州向け リア
ファイル:Nissan Vanette Cargo rear 20071007.jpg|欧州向けバネット リア
ファイル:Ldvcub.jpg|LDV カブ(OEM)


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「日産・セレナ」の詳細全文を読む




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