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日産・パトロール : ミニ英和和英辞書
日産・パトロール[にっさんぱとろーる]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [にち, ひ]
  1. (n-adv,n-t) sun 2. sunshine 3. day 
日産 : [にっさん]
 【名詞】 1. daily output 
: [うぶ]
  1. (adj-no) innocent 2. naive 3. unsophisticated 4. inexperienced 5. green 6. wet behind the ears
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

日産・パトロール : ウィキペディア日本語版
日産・パトロール[にっさんぱとろーる]

パトロール(''Patrol'')は、日産車体が製造、日産自動車が販売している四輪駆動方式の自動車である。
日本国内では1980年から2007年まで日産・サファリの名称で販売されていたが、その後は日本国外専売車となっている。
== 概要 ==

=== 初代 4W60型系 (1951年 - 1960年)===



1951年9月、試作車が完成。同年に行われた警察予備隊の要請による小型トラックの競争入札に加わり、ウィリスジープライセンス生産車である三菱・ジープに敗れ、その後、民需の道に活路を見出した経緯はトヨタ・ジープBJ型と同様である。
車両の構成もトヨタ・ジープBJ型と非常に近く、はしご形フレームに、前後リーフ・リジッドサスペンションと、大型トラック直列6気筒ガソリンエンジンを組み合わせる手法を採っている。エンジンは3.7LのA型系(NA)で、基本型の最大出力は82psであったが、程なくNT85(日産トラック85)型の通称を持つ、85psのものに変更された。積載量はジープの1/4トンに対し、1/2トンと大きく、車両重量のみでも5割近く大きいが、タイヤサイズは6.00-16でジープと同じであり、プライ数のみが異なる。ホイールは4.5×16で5穴である。
駆動系は1速3ポジション(4WD・ニュートラル・2WD)のトランスファーを介して動力を分配し、プロペラシャフトでフロントデフに伝達するパートタイム4WDで、リアへはトランスファーのメインシャフトと同軸でプロペラシャフトが伸びる、フロントオフセット・リアセンタースルーのドライブレイアウトとなる。複変速機を省略した構成は、やはりトルクの大きな大排気量エンジンを持つ、トヨタ・ジープBJ型と同様である。この種の車両としては重要となる、ウインチングなどの各種作業に対応するため、PTOの装備も可能となっている。
トヨタ・ジープBJ型との違いはフロント周りで特に顕著で、BJ型は長いエンジンをフロントアクスル後方(フロントミッド)に置くが、4W60型ではアクスルにオーバ-ハングする形を採っており、全長に対する有効スペースは僅かながら大きい。そのため、フロントデフとの干渉を防ぐため、エンジン搭載位置はやや高くなっており、オイルパンは薄く、フロントデフキャリアには「逃げ」がある。またそのエンジンも直列6気筒なのは共通だが、シボレーのコピーで4ベアリングOHVであったトヨタ・B型に対し、日産6気筒は戦前に米グラハム社から原設計を買い取って作られた7ベアリング・サイドバルブである。
フロント周りのデザインは、BJ型がフェンダー上に外付けしたヘッドライトでダッジのウェポンキャリア風であったのに対し、4W60型はボンネット内蔵型でジープMB / GPWに近く、前照灯の向きを反転させ、整備灯とするアイディアもそのまま採用された。唯一、水平方向としたラジエターカバーの長穴に、かろうじてオリジナリティーが見て取れる。エンジン高の関係から、ボンネット全体はジープのそれに比べて高く、量産型では干渉を防ぐため、フードの中央はさらに一段高くされた。
主に国家地方警察に納入され、無線車が設定されていた点もトヨタ・ジープと同様である。
組み立ては車体メーカーに委託され、資本提携を開始した新日国工業(現・日産車体)の他、生産が本格化した4W61型からは高田工業も参加している。
1955年?には改良型のB型(NB)エンジンを得て、4W61型となる。民間用としてふさわしいデザインへの試行も行われ、エンジンフード中央が一段と高くされたほか、平面であったラジエターカバーが中折れ形になり、メッキの装飾も加えられた。その見た目から「鉄仮面」のあだ名がつけられたが、これにもジープワゴン / ジープトラックの強い影響が見られる。当時、日産と新日国工業はジープの顔を持つ乗用車として異彩を放ったダットサン・スリフト(節約・倹約の意)の生産もおこなっており、進駐軍と共に上陸したジープが日本の工業界に与えた衝撃の大きさがうかがえる。また、フロントシートがセパレートから2 + 1のベンチシートとなり、インストゥルメントパネルの意匠も変更され、センターメーターとなる。
1958年10月、エンジンの排気量が4.0 Lに拡大されたC型(NC)となり、4W65型となる。
1959年、C型の発展型であるOHV4.0LのP型(160系サファリ登場の際に一部改良が行われP40型と改称された)が搭載され、型式が4W66型となる。P型の名は、主に搭載される「Patrol」にちなんだものと言われ、1987年TB42型が登場するまで、パトロール / サファリに使われ続けているほか、4W70型系キャリアーにも採用された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「日産・パトロール」の詳細全文を読む




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