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旧三觜八郎右衛門家住宅(きゅうみつはしはちろうえもんけじゅうたく)は、神奈川県藤沢市羽鳥にある歴史的建造物。国の登録有形文化財に登録されている〔旧三觜八郎右衛門家住宅主屋 きゅうみつはしはちろうえもんけじゅうたくしゅおく 〕。 == 概要 == 三觜家付近の東海道沿いの集落一帯は江戸時代から明治中期まで羽鳥村と呼ばれ〔長い歴史に再開発で新たな魅力が加わった藤沢市「辻堂」駅北口エリア 〕、三觜家は江戸時代には100石以上の高持(本百姓)で代々八郎右衛門を名乗り、羽鳥村の名主を務め、羽鳥村の農民の4分の3と小作してもらう関係を結んでいたという。 11代目は明治初期の高座郡羽鳥村の初代村長を務めた。13代目八郎右衛門は、小笠原東陽を招き学校を開いていたところ、明治5年に学制が布かれると「耕余学舎」という名の小学校に認定された。明治10年に東陽が、私塾を新設するときは三觜八郎右衛門も援助した。その「耕余塾」から各界へ多くの人材が輩出され、その中に後に内閣総理大臣となった吉田茂や、味の素を創設した鈴木三郎助などがいるという。2013年(平成25年)に主屋、門、石塀が国の登録有形文化財に登録された。
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