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旧暦12月(きゅうれきじゅうにがつ)は、太陰太陽暦である中国、日本の旧暦の年初から12番目の月である。 天保暦よりも前の和暦などでは、大寒を含む月を12月とする。グレゴリオ暦では12月下旬から2月上旬ごろに当たる。東洋の太陰太陽暦では月の日数である大小(大月30日、小月29日)が年により異なるため、月の末日が29日である年もある。 == 別名・異名 == ;しはすの語源 12月の別名は師走(しはす、しわす)である。「しはす」の語源は、古いことなので分からない。「大言海」は、「歳極(トシハツ)ノ略轉カト云フ、或ハ、萬事爲果(シハ)つ月ノ意、又、農事終ハル意カ」と言い〔WEB言海 p.461、「志はす」の項(「大言海」とは、やや記述が異なる)〕、また「十二箇月ノ名ハ、スベテ稻禾生熟ノ次第ヲ逐ヒテ、名ヅケシナリ」(「睦月」の項)と言っている〔高島俊男:お言葉ですが・・・(7)、漢字語源の筋ちがい、p.87、文春文庫、第1刷、2006年6月10日、(株)文藝春秋〕。 なお、「僧侶(師は、僧侶の意)が仏事で走り回る忙しさから」、という平安時代からの説(色葉字類抄に記述がある。)があるが、これは語源俗解(言語学的な根拠がない、あてずっぽうの語源のこと)であり、平安時代にはすでに、「しはす」の語源は分からなくなっていたのである〔「師走」に師は走らなかった?! 関根健一、なぜなに日本語、2015年5月25日、三省堂、ISBN 978-4-385-36606-7、pp.386-387 〕〔高島俊男:お言葉ですが・・・(7)、漢字語源の筋ちがい、p.86、文春文庫、第1刷、2006年6月10日、(株)文藝春秋〕(民間語源#日本語における民間語源)。 ;その他 異名で陰暦12月を「きとう(季冬)」という。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「12月 (旧暦)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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