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旧長崎大司教館(きゅうながさきだいしきょうかん)は、長崎県長崎市南山手にある県文化財に指定される歴史的建造物。 ==概要== カトリック長崎司教区(現・カトリック長崎大司教区)の司教館(司教公邸)として、パリ外国宣教会宣教師マルク・マリー・ド・ロ(''Marc Marie de Rotz'')と鉄川与助の共同設計、鉄川与助の施工により1915年(大正4年)に竣工した。当時の司教座聖堂であった大浦天主堂に隣接して建てられ、1962年(昭和37年)に司教座聖堂が浦上教会に移された後も、1989年(平成元年)に現在の大司教館が浦上教会の近くに新築されるまでの間、大司教館として使用されていた。 日本のカトリック教会の大司教区(東京・大阪・長崎)の司教館の中で、唯一ほぼ完全な形で現存する戦前の遺構である。その歴史的かつ建築史的価値の高さと希少性から、2011年(平成23年)3月に県の文化財に指定された〔長崎県の文化財 旧長崎大司教館 長崎県学芸文化課〕。また、2007年(平成19年)にユネスコの世界遺産(文化遺産)暫定リストへ掲載が決まった「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の中では「大浦天主堂と関連施設」として構成資産の一つにもなっている〔長崎の教会群とキリスト教関連遺産 大浦天主堂と関連施設 長崎県世界遺産登録推進課〕。 現在は、カトリック長崎大司教区が運営する「長崎コレジオ」として、司祭を目指す神学生の寄宿学習施設になっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「旧長崎大司教館」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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