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早池峰山(はやちねさん)は、岩手県にある標高1917mの山。北上山地の最高峰で日本百名山〔『日本百名山』 深田久弥(著)、朝日新聞社、ISBN 4-02-260871-4、pp321-324〕、新日本百名山〔『新日本百名山登山ガイド〈上〉』 岩崎元郎(著)、山と溪谷社、ISBN 4-635-53046-9〕、花の百名山〔『花の百名山』(愛蔵版) 田中澄江(著)、文春文庫、ISBN 4-16-352790-7〕、新・花の百名山〔『新・花の百名山』 田中澄江(著)、文春文庫、ISBN 4-16-731304-9、〕及び一等三角点百名山に選定されている。六角牛山、石上山と共に「遠野三山」と呼ばれる。山頂は宮古市、遠野市、花巻市の3つの市の境界となっている。 古くから早池峰ともいい、日本百名山にもその名で収録されている。 == 自然 == 全山が超塩基性岩のかんらん岩や蛇紋岩でできているため、ハヤチネウスユキソウやナンブトラノオ、ナンブイヌナズナ、ナンブトウウチソウなどを代表とする、蛇紋岩地帯の植生であり、非常に狭い地域であるにもかかわらず山域の固有種率(亜種、変種を含む)が非常に高い。そのため高山植物の好きな人には憧れの山となっている(早池峰山と同様に蛇紋岩植物で名高い山域に北海道のアポイ岳や群馬県の尾瀬にそびえる至仏山などがある)。 ハヤチネウスユキソウなどの高山植物などが生育する植物群落とその南側の薬師岳の森林植物群落は「早池峰山および薬師岳の高山帯・森林植物群落」として国の特別天然記念物に指定されている。また、本州で唯一、アカエゾマツが自生している山であることでも知られており、「早池峰山のアカエゾマツ自生南限地」として国の天然記念物に指定されている。 これらの珍しい植物があるため、早池峰山北斜面の1370haは「早池峰自然環境保全地域」として1975年 (昭和50年)5月17日に指定され、全域が特別地区に、一部地区が野生動植物保護地区に指定された。山地帯から高山帯にいたる植生の垂直分布がはっきりと見られる点も優れている。この地域内では野生動植物の捕獲や採取、木材の伐採、鉱物や土石の採取が禁止されている。また、早池峰山とその南側の薬師岳一帯、5463haは「早池峰国定公園」として1982年(昭和57年)6月10日に指定された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「早池峰山」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Mount Hayachine 」があります。 スポンサード リンク
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