翻訳と辞書
Words near each other
・ 昆虫刺(咬)傷、(昆)虫刺(症)
・ 昆虫咬症
・ 昆虫嗜好性線虫
・ 昆虫園
・ 昆虫型ロボット
・ 昆虫変態ホルモン
・ 昆虫大戦争
・ 昆虫媒介(伝)感染
・ 昆虫学
・ 昆虫学者
昆虫幼若ホルモン
・ 昆虫恐怖症
・ 昆虫抵抗性
・ 昆虫採取
・ 昆虫採集
・ 昆虫料理
・ 昆虫板
・ 昆虫標本
・ 昆虫物語 みつばちハッチ〜勇気のメロディ〜
・ 昆虫物語 みなしごハッチ


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

昆虫幼若ホルモン : ミニ英和和英辞書
昆虫幼若ホルモン[ようじゃく]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [むし]
 【名詞】 1. insect 
幼若 : [ようじゃく]
 (adj-na,n) juvenile

昆虫幼若ホルモン ( リダイレクト:幼若ホルモン ) : ウィキペディア日本語版
幼若ホルモン[ようじゃくほるもん]

幼若ホルモン(ようじゃくホルモン、Juvenile hormone:JHと略す)とは、昆虫ホルモンの一種であり、変態を抑制しながら幼虫の生長を促進する作用がある。の後ろにあるアラタ体から分泌される。
エクジソンとともに昆虫の成長および変態を調節する中心的ホルモンである。エクジソンと共存すると脱皮を伴う幼虫の成長を促進し、エクジソンが単独で存在することで蛹または成虫への変態が促進される。
また、変態の制御以外にも、生殖腺の発達、休眠、分業、形態形成など、昆虫に見られる様々な現象の制御にも関与していることが知られている。
分類群ごとに幼若ホルモンの化学構造は若干異なり、これまでに数種類の幼若ホルモンが知られている。
例えば甲虫目や膜翅目、双翅目などの多くの昆虫ではJHIIIが、鱗翅目ではJHIとJHIIが、幼若ホルモンとして使われている。
また、昆虫以外の節足動物にも幼若ホルモンに似た構造を持つホルモンが知られており、広義の幼若ホルモンとしてこれらの物質を含める場合もある。
幼若ホルモンの合成類似体(JHA/JHM)であるメトプレンピリプロキシフェンなどは殺虫剤として用いられ、幼虫が成虫に変態するのを阻害して昆虫の繁殖を妨げる。しかし、幼虫期が長びくとかえって被害が増加する虫もおり、カやハエなどに使用されている。

== 歴史 ==

*1956年 Williamsがセクロピア蚕の雄成虫の腹部から抽出したが、活性はなかった。
*1967年 Rollerらがセクロピア蚕から300μgを精製し、活性があった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「幼若ホルモン」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Juvenile hormone 」があります。




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.