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『明智探偵事務所』(あけちたんていじむしょ)は、1972年に日本放送協会で制作され、NHK総合テレビジョンで放映されたテレビドラマである。 == 解説 == 本作は江戸川乱歩が創り出した探偵・明智小五郎を主人公とし、サブタイトルに『江戸川乱歩全集』と銘打っていたように、明智が登場する作品を中心として乱歩の小説をテレビドラマ化したものである。 本作はNHK大阪放送局制作であったため、関西エリアが物語の舞台となっていた。また人物設定は乱歩の原作とかなり変え、少年探偵団は全く出てこないものの、少年探偵団のリーダーである小林芳雄を青年にして登場させた〔特集『明智探偵事務所』グラフNHK 1972年5月15日号〕。物語を放映当時(1972年)の時代設定に合わせて制作したため、当時流行したゴーゴー喫茶が登場する場面があったという〔明智探偵事務所 テレビドラマデータベース参照〕。 本作は当初、1973年3月までの1年間放送予定であったが、毎回1回完結での撮影が続いて出演者の消耗度が著しかったため、半年で制作・放映を打ち切らざるを得なかったというエピソードがある〔。なお主演の夏木陽介は最近になって、いくつかのインタビューに答えて当時の制作状況を語っている。夏木が語るところによれば、脚本の仕上がりが遅くセリフの意味が通じない箇所があった。また脚本の福田善之がリハーサルに同席して、演出家が何も言っていないのにNGをだしてきたため、「演出家の言うことしか聞かない」と言い返した。ある時、脚本の意味の通じないところがあり、演出家に直接伝えておいた。ところがリハーサルの時にも直っておらず、あまりのいい加減さにあきれてしまい台本で軽く演出家の頭を叩いたところ手元が狂って頭を直撃してしまい一瞬にして撮影現場が緊張した。夏木は「降板する」と宣言し、そうした事情から半年で終了したという。夏木は、「若気の至りだった」と反省しながらも、「撮影スケジュールが厳しいことは分かっていたはずだから、俳優のテンションが上がるように工夫してもらいたかった」とも述べている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「明智探偵事務所」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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