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(n) articulation =========================== ・ 明瞭 : [めいりょう] 1. (adj-na,n) clarity ・ 明瞭度 : [めいりょうど] (n) articulation ・ 度 : [ど] 1. (n,n-suf) (1) degree (angle, temperature, scale, 2. (2) counter for occurrences 3. times 4. (3) strength (of alcohol) 5. (4) (uk) (pref) very 6. totally
明瞭度(めいりょうど、)は通信などでの音声品質を示す尺度の1つである。単音あるいは音節がどれだけ正確に相手に伝わるかを表す値で、正しく発音された単音や音節に対し、受話者が完全に了解できた数と送話した数との比をパーセントで表す。単音を用いたものを単音明瞭度()、音節の場合は音節明瞭度()と呼ぶ。 明瞭度とそれに関連するさまざまな評価方法は、電話に代表される音声通信分野での評価、一定の音声品質が要求される駅やホールなどの建築物の設計や評価、補聴器の評価や難聴者の聴取能力の評価など、音声を扱う多くの分野で使われている。 == 概要 == 電話などでの音声信号の品質を定量的に表す通話品質として多くの尺度が提案されている。音質の主観評価の代表的なものは、音の自然さを含めた総合的な品質を評価する平均オピニオン評点(MOS)などと、内容の分かりやすさを評価する明瞭度や了解度()などがある。 明瞭度は「あ」や「か」など無意味な単音や音節を用いて聞き取れた割合の評価を行い、了解度は意味のある単語や文章を用いて同様の評価を行うものである 〔板橋 秀一 (ed). ''音声工学''. 森北出版, pp.51-52. 2005. ISBN 978-4627828117〕。明瞭度と了解度は独立したものではなく、明瞭度が高くなるほど了解度も良くなる。一般に、単語や文章中に不明な音節があってもある程度の推定ができるため、明瞭度が多少低下しても了解度は変わらない。 明瞭度は以下のように分類できる。 * 音節明瞭度(): 音節が対象 * 単音明瞭度(): 単音が対象 * 母音明瞭度(): 母音のみが対象 * 子音明瞭度(): 子音のみが対象 明瞭度の評価は、一般にランダムに配置した1音(単音/音節)、あるいは意味の無い2または3音節の組み合わせを評価者に聞かせ、聞こえたと思われる音を答えさせることで行う。 雑音を含む音での明瞭度試験は困難な作業のため、明瞭度試験は一般に被験者の訓練を必要とし、評価値の安定性があまり良くない 〔近藤 和弘, 泉 良, 藤森 雅也, 加賀 類, 中川 清司. ''二者択一型日本語音声了解度試験方法の検討''. 日本音響学会誌, 63巻4号, pp.196-204. 2005.〕。また、評価に時間がかかり、試験環境の違いにより評価がばらつく欠点がある。 そのため明瞭度や了解度を推定できる何らかの指数を物理的な測定より求める客観評価法が研究されてきた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「明瞭度」の詳細全文を読む
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