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星界シリーズの登場人物(せいかいシリーズのとうじょうじんぶつ)では、森岡浩之によって執筆されているSF小説(スペースオペラ)である『星界の紋章』、『星界の戦旗』、『星界の断章』、およびそれを原作としたアニメ作品、漫画作品、ラジオドラマ、ゲームに登場する人物について説明する。 == 主人公 == ;リン・スューヌ=ロク・ハイド伯爵(ドリュー・ハイダル)・ジント :声 - 今井由香 :本シリーズの主人公。第2代ハイド伯爵。兵籍番号21-17-839951。 :帝国暦935年、人類社会から孤立していたハイド星系惑星マーティンで生まれる。父はハイド星系政府主席ロック・リン、母は鉱山技師。生まれてまもなく、母を事故で亡くし、多忙な父に代わって秘書のティル・コリント、リナ・コリント夫妻に育てられる。 :帝国暦945年(10歳頃)、ハイド星系のアーヴによる人類帝国編入に伴い父が叙爵したため、ジント・リンからリン・スューヌ=ロク・ハイド伯爵公子(ヤルルーク・ドリュール・ハイダル)・ジントとなる。同年のうちにアーヴ語の習得のため、ヴォーラーシュ伯国の惑星デルクトゥーに留学し、アーヴ言語文化学院に入学する。 :帝国暦952年(17歳頃)、アーヴ言語文化学院卒業。主計修技館入学のため、帝都ラクファカールに行くために巡察艦ゴースロスに便乗する。このとき迎えに来たラフィールと運命的な出会いを果たす。ゴースロスの敵艦隊遭遇を受け、ラフィールと共に連絡艇で脱出。フェブダーシュ男爵領、スファグノーフ侯国惑星クラスビュールを経て帝都に辿り着く。 :帝国暦955年(20歳頃)、主計列翼翔士に叙任。同じ頃、父ロックの死を受け、クリューヴ王ドゥビュースを後見人としてハイド伯爵位を継承。突撃艦バースロイル書記に着任。アプティック門防衛戦の後アプティック伯国領主副代行を務める。主計後衛翔士に昇進後、ロブナス伯国領主副代行を務める。ロブナスIIの移民計画に反対する領民の反乱に巻き込まれ行方不明となり生存が絶望視されたが奇跡的に生還する。その後星界軍に休暇願いを出しハイド伯国へ向かう。マルティーニュ領民政府と条約締結後、星界軍に復帰。主計前衛翔士に昇進し、フリーコヴ書記に着任。 :帝国暦958年(23歳頃)、ケマル星系での戦闘後、召還を受けて帝宮に赴く。不死鳥作戦の際に主計十翔長に緊急昇進し、ガフトノーシュ・ドゥラド書記に着任。帝国宝物・英雄芳名碑を臨時帝都に届ける任務の実務を取り仕切った。 :栗色の髪と瞳で、どことなく頼りなさそうな印象を受ける。素直で穏和だが、やや積極性に欠ける性格。語学の才能に長け、マーティン語、デルクトゥー語、アーヴ語、クラスビュール語、リクパルを話す。代々の長老派基督協会の信徒だがあまり敬虔ではない。地上世界出身者らしくアーヴの薄い味付けが苦手。珈琲(スルグー)をよく飲んでいる。 :初等学校にあがるまではコリント夫妻の実の子供だと信じていて、ロックよりもティルやリナにより強い愛情を抱いていた。だが実の両親への愛情がないわけではなく、父親が2人いることを誇りに思い、母が鉱山技師だったことを知ってからは鉱山技師になりたいと思っていた。 :デルクトゥーでは身分を隠し西ブーキク・ミンチウ団に所属し、クー・ドゥリンを始めとする団員たちと交遊していた。デルクトゥーを離れる3日前に身分を明かしたが、見送りに来たのはドゥリンだけだった。この件は後にデルクトゥーを再訪した際に数人から謝罪を受けている。 :ラフィールに対する第一印象は「黙っていても偉そう、しゃべったらもっと偉そう」だった。フェブダーシュ男爵領やクラスビュールではお互いに助け合い距離を縮めていった。特にクラスビュールからの脱出時は、本来1人用棺桶である葬儀用水素(核融合でなく化学反応)ロケットで共に打ち上げられた。 :バースロイル着任時にラフィールとお互いに希望を出したため、同じ艦に配属された。以降常に同じ艦に配属されている。そのためバースロイルは2つの貴族城館を持つ船として星界軍では有名だった。アプティック防衛戦でバースロイルが致命的な被弾をした際に逃げ遅れ、爆発寸前に助けに来たラフィールとともに救命ポッドで脱出した。この際、救出されるまでの時間が原作とアニメ版で大幅に異なっている(原作は12分、アニメ版は12時間)。 :ロブナスIIにおける反乱の際、ぎりぎりまで地表に留まろうとした。責任感からのものであろうが、メイディーンは英雄願望と評した。 :自分が地上人なのかアーヴなのか長い間葛藤していたが、数々の経験を経てアーヴ貴族として生きること・ラフィールに人生を捧げることを決心した。そのためデルクトゥーでドゥリンと再開した際に、彼のアーヴに対する疑念を聞かされたときは強く憤っていた。 :軍休暇中にハイド伯国を訪れコリント夫妻と再会するが、それが最後の帰郷であり、父母同然の関係であったコリント夫妻との今生の別れとなった(領民政府との条約のためハイド伯爵家の人間はマルティーニュ中心部から1光秒以内に立ち入れない)。また、長らく翔士個室以外の軌道城館を持っていなかったため、元巡察艦ボークビルシュをハイド伯爵城館として設置した。ただし、マルティーニュから0.8光秒にあるため彼が住むことは無い。 :バースロイル時代の同僚とはその後も縁が深い。サムソンとパーヴェリュアはハイド伯爵家の家臣であり、エクリュアとソバーシュは上官である。 :フェブダーシュ男爵家とも縁が深く、クロワールからは監禁されたが、スルーフとは年の離れた友人であり、ロイは軍歴のほとんどにおいて良き上司であり、おおむね良好な関係を築いている。 ;アブリアル・ネイ=ドゥブレスク・パリューニュ子爵(ベール・パリュン)・ラフィール :声 - 川澄綾子 :本シリーズのヒロイン。クリューヴ王家第1王女。第27代皇帝ラマージュの孫でもある。兵籍番号01-00-0937684。 :帝国暦936年、クリューヴ王宮で生まれる。親はクリューヴ王ドゥビュース、遺伝子提供者はレクシュ・ウェフ=ローベル・プラキア。王宮で生誕の儀が行われパリューニュ子爵号を授与される。 :帝国暦949年(13歳頃)、翔士修技館入学。 :帝国暦952年(16歳頃)、修技館卒業後、翔士修技生として巡察艦ゴースロスに配属。ヴォーラーシュ伯国でジントと運命的な出会いを果たす。ゴースロスの敵艦隊遭遇により、艦長のレクシュの命令を受けジントを連れ連絡艇で脱出。フェブダーシュ男爵領、スファグノーフ侯国惑星クラスビュールを経て帝都に辿り着く。その後列翼翔士に叙任。 :帝国暦955年(19歳頃)、十翔長に昇格し、突撃艦バースロイル艦長に着任。アプティック門防衛戦の後アプティック伯国領主代行を務める。その後ロブナス伯国領主代行を務める。この代行業務の過程でジントがロブナスIIの移民計画に反対する領民の反乱に巻き込まれ行方不明となったため、星界軍に休暇届を出し傭兵団を雇ってジントを救出した。副百翔長に昇格後、ジントにつきあい共にハイド伯国へ赴く。その後、星界軍に復帰しフリーコヴ艦長に着任。 :帝国暦958年(22歳頃)、ケマル星系での戦闘後、帝都に帰還。不死鳥作戦の際に百翔長に緊急昇進し、勅命によりガフトノーシュ・ドゥラド艦長に着任。帝国宝物・英雄芳名碑を臨時帝都に届ける。皇帝ドゥサーニュの登極時点において臨時帝都にいた皇族軍士のうち最先任であったため暫定皇太女とされ、同時に三階級特進し、提督となる。 :名前の由来は珠玉(ラーフ)と星霧(ヒール)から。黝くしなやかな長髪、淡い小麦色で卵形の顔。黒瑪瑙のような瞳で眦が高く、アブリアルとしては耳が小さい。声は切れる寸前にまで張った琴線を爪弾いたような清冽な音色。本質的に素直な性格で嘘をつくのが下手だが怒りっぽい。スポール曰く「アブリアルのなかのアブリアル、その瞋恚の炎たるや、宇宙開闢の瞬間にのみ比喩の対象を見いだせる」。アーヴらしくごく薄い味付けが好み。熱めに温めた桃果汁(ティル・ノム)に、檸檬(ロープ)のスライスを浮かべた飲み物と、蜜酒(ケテク)の林檎火酒(レルテル)割りが好み。どこでも熟睡できるという特技を持つ。 :王女らしく、というより気質的に態度はやや尊大。「〜(する)がよい」という口癖がある。また、ジントに対しては、しばしば「ばか(オーニュ)」と言う(その時により、本気であきれていたり、照れの感情がこもっていたりする)。 :耳が小さいのを気にしているが、それは彼女の遺伝子が自然結合のままで調整されていないからである。自分の遺伝子提供者が誰であるか、また「愛の娘」であるかを気にしていた。8歳の頃、父に言われた「アーヴ猫の遺伝子を使った」との冗談を真に受けて、しばらく悩んでしまったことがある。翔士修技館への入学が早かったのは、遺伝子提供者が誰かを知りたいとの強い願いのためもあった。 :生まれたときから王女としてかしずかれて育つ一方で、他のアーヴが対等の立場で互いに名前で呼び合う様子に羨望を覚えていた。このため、ラフィールを知らなかったジントに名前を問われたときに、ある種の喜びと興味を感じ、ジントに対して「王女」や「殿下」ではなく、単に「ラフィール」と呼ばせることを許した。直後に現皇帝の孫ということを知ったジントが「皇孫女殿下」と呼んだ時は、非常に気分を害した〔ようやく手に入ると思った対等な関係の友達が他人行儀な態度をとったためである。〕。 :フェブダーシュ男爵領でクロワールから足止めを受けた際に、悪評高いアーヴの微笑を見せて反抗の意思を示した。その後戦闘になった際に、推進剤に反物質を使い反陽子砲の代用に使うという機転を利かせて勝利した。 :射撃の腕に秀でていて、フェブダーシュ男爵領やクラスビュールで、その腕を遺憾なく披露した。ただしクラスビュールではその世間知らずぶりも披露して、ジントを何度も呆れさせた。 :祖母である先帝ラマージュに似ているらしく、帝国暦952年の上皇会議の場において曾祖母のラメームは「娘の幼いころを見ているよう」、ドゥセーフは「息子(ドゥサーニュ)のあとを襲うのはそなたかもしれない」と評価している。だが、帝位への出世レースで先頭を走っているわけではなかった。 : ラマージュの崩御に伴うドゥサーニュの即位により、臨時帝都において皇族の最上位となり、アーヴによる人類帝国・暫定皇太女となる〔本来であれば皇太女は帝国艦隊司令長官に任じられるが、その地位が暫定的なものであることと、若輩に過ぎるという点から見送られている。〕。 :超外伝にて、私生活においては腐女子である事が明かされた〔超外伝では、あくまで本編とは設定が異なる事を断っている場合があるが、本件に関してその断りは無い〕。アーヴの腐女子の間では、実在の人物、それも男性皇族をネタにしたBLが流行しているが、彼女がその分野に理解を示しているため、事無きを得ているとの事。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「星界シリーズの登場人物」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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