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『春と修羅』(はるとしゅら)は、宮沢賢治の制作した口語詩。また、同作品を収録した詩集のタイトルでもある。賢治の生前に唯一刊行された詩集として知られる。賢治はそれに続いて制作した作品にも同じタイトルを付けて詩集として続刊することを企図していた。(それぞれ『春と修羅 第二集』『春と修羅 第三集』)ここではそれらも含めて記載する。 ==詩「春と修羅」== 詩集では制作日として「1922.4.8」という注記がある(賢治の場合、発表までの間に何度も書き直しを行う場合がほとんどであるため、第一稿を着想ないしは執筆した日付と考えられている)。また、タイトルに"mental sketch modified"という副題が付されている。なお、本詩集中の「青い槍の葉」「原体剣舞連」にも同じ副題が付いている。 「心象の はいいろはがね(灰色鋼)から」で始まる本作は、「おれはひとりの修羅なのだ」という箇所に象徴される、主人公「おれ」の自己規定もしくは自己宣言を伴った内容となっている。また、春(の情景)と心象風景という「内面と外景」「光と影」といった対比が印象的で、これは他の賢治作品にもしばしば見られる特徴となる。これらの点が、続刊の詩集においてもタイトルとして引き続き用いられる一因とも考えられる。 この作品の一部は少しずつ各行の段組が上下にずれ、全体がうねっているような形になっており、それによって詩人の内面の動揺が外界の知覚をも歪ませている様が表現されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「春と修羅」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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