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春光院(しゅんこういん)は、京都市右京区花園の臨済宗大本山妙心寺の塔頭寺院で、大庫裏の北に位置する。 ==歴史== 豊臣秀吉に仕え、後、松江開府の祖となった堀尾吉晴が、長子堀尾金助を小田原の戦いで失ったので、その菩提を弔うため、天正18年(1590年)に建立した寺である。当初の寺名は金助の戒名「逸岩世俊禅定門」に因んだ俊巖院(しゅんがんいん)である〔贈号され「俊巌院逸岩世俊大禅定門」としている。〕。堀尾家は三代忠晴が、大坂冬と夏の陣で徳川側に味方して功を立て、藩内の治政にも見るべきものがあったが、その忠晴が寛永10年(1633年)に病死し、嫡子がなかったため断絶した。その後、忠晴の息女が石川家に嫁いでいたことから、石川憲之が檀越になり、寛永13年(1636年)に、寺号を春光院と改称した。 近代日本を代表する禅思想家の久松真一は、戦中・戦後の一時期を春光院で過ごし、当寺院で鈴木大拙と禅や近代哲学について語り合った。春光院は日本の禅が世界の禅になるために重要な役割を果たした場所のひとつである。 春光院は庭園に伊勢神宮の外宮(豊受大御神)を祀っているため、商売繁盛の寺としても有名である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「春光院」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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