|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 昭和 : [しょうわ] 【名詞】 1. Japanese emperor (1926-1989) ・ 和 : [わ] 【名詞】 1. (1) sum 2. (2) harmony 3. peace ・ 年 : [ねん, とし] 1. (n-adv,n) year 2. age ・ 台 : [だい] 1. (n,n-suf) (1) stand 2. rack 3. table 4. (2) support 5. (3) belt 6. (4) counter for machines, incl. vehicles ・ 台風 : [たいふう] typhoon ・ 風 : [ふう, かぜ] 1. (adj-na,n,n-suf) method 2. manner 3. way ・ 第 : [だい] (n,pref) ordinal ・ 号 : [ごう] 1. (n,n-suf) (1) number 2. issue 3. (2) sobriquet 4. pen-name
昭和40年台風第29号(しょうわ40ねんたいふうだい29ごう、国際名:カルメン〔Carmen〕)は、1965年(昭和40年)10月に発生した台風である。マリアナ海難を起こした事で知られる。 == 概要 == 10月2日3時、エニウェトック島の西南西海上に「弱い熱帯低気圧(当時の用語。現在用いられる「熱帯低気圧」に相当する)」が発生、西北西に進んで、10月4日15時に台風第29号となった。その後もあまり発達する事なく西寄りに進んでいたが、10月6日、マリアナ諸島中部付近に達した頃から急速に発達し始めた。即ち、6日3時には中心気圧970mb(ミリバール。当時の気圧の単位でhPaに同じ)、中心付近の最大風速30m/sであったものが7日3時には914mbまで発達し、最大風速も70m/s〔1965年の台風第29号の中心付近の最大風速については、多くの書籍やサイトで50m/sとされているが、以下の理由により、本稿では70m/sとする。 *当時の新聞(例えば朝日新聞)では、台風第29号の最大風速は70m/sと報道されていた事。 *当時の日本の気象庁の解析では、台風の最大風速の値はアメリカ軍の観測値(1分間平均風速)に近いものであった事。伊勢湾台風・第2室戸台風などでは75m/sと発表されている。アメリカ軍により実施されていた、飛行機で直接台風の中心域に飛び込んで行なう観測が1987年に中止されて以来、気象庁では気象衛星の画像データとドヴォラック法による外挿で間接的に最大風速を推定しているが、55m/sを上回る台風はほとんど現われていない。これは台風の勢力が弱くなったのではなく、誤差が大きくなった可能性が大きい。 *台風が急激に発達して中心気圧が深まった場合、風速の最大値は気圧に対応せず、少し遅れて現われる場合がある。最低気圧を記録して、その後やや気圧が上がり始めた頃に風速の極値が出る事がある。 〕に達して最盛期を迎えている。同時に進路を西寄りから北に急転し、マリアナ諸島に沿って北上を始めた。その後は次第に衰弱し、速度を上げて関東の南東海上から三陸沖を通過、10月10日9時に北海道のはるか東海上で980mbで温帯低気圧に変わった。 この台風は、マリアナ諸島で北に進路を変えてからはほぼそのまま北上し、明瞭な転向点は見られなかった。日本本土からははるかに離れた海上を通過したので、陸上での被害は報告されていないが、マリアナ諸島で日本漁船が遭難して多数の犠牲者が出た。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「昭和40年台風第29号」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|