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『時空警察ヴェッカーD-02』(じくうけいさつヴェッカー ディーオーツー)は2002年1月10日から3月28日までテレビ朝日で木曜日深夜27:21 - 27:51に放送された特撮テレビ番組である。 == 概要 == オリジナルビデオ作品『時空警察ヴェッカー』の続編として、新たにTV版として製作された作品。当初の企画時は、全3巻のビデオパッケージをパイロット版としてのシリーズ化を企画していたところが、そのビデオパッケージの方が先に『時空警察ヴェッカー』として商品化され、その後念願叶ってシリーズ作品として製作されたのが本作である。 企画当初は前作同様、主人公たちがクロノスーツと呼ばれる戦闘服姿に身を包む変身アクションを踏襲することが想定されていたが、後に「SF刑事ドラマ」へのシフト、過去作品のオマージュからの脱却、『仮面ライダー』などの人気特撮作品との差別化のために、素顔の隠れるクロノスーツの設定を省略。前作では変身前の制服姿に用いられていたコスチュームを「ヴェックフォーム」と呼ばれる変身体として位置づけ〔、学生や社会人として日常生活を送っている主人公たちが、有事にはこのコスチューム姿に瞬時に身を変え、素顔のままで活躍するというスタイルとなった。また、主演陣が明らかにアイドルであったため、変身した瞬間にアイドルファンは視聴をやめてしまうのではと危惧されたことも、変身シーン省略の理由の一つであった。変身後も各キャラクターが素顔で活躍することで、個性の描写や全体のドラマ性が向上しているとの意見もあるが〔、実際には変身しないことを疑問視する投書が多かったため、最終回のみシリーズ集大成の意味も込め、クロノスーツの変身シーンが用意されることとなった〔〔。 シリーズの基本テーマは、時間犯罪・歴史改変を捜査するという設定の時空刑事の使命である。これは「正義を守ること」などではなく、あくまで「正しい歴史の保守」を意味しており、歴史を守るためならば人間の死すら冷徹に見過ごさなければならない〔。このテーマを象徴するエピソードとしてしばしば取り上げられるのが本作の第6話であり、同話では仁科琴乃なる少女(演:盛内愛子)が、未来人との接触で得た情報により自分が今日死ぬという運命、そしてそれを避ける手段を知ってしまうが、D-02は歴史を保守するため、彼女を必ず死なせなければならないという非情な使命を強いられる。結果的に同話はハッピーエンドとは呼べない切ない結末を迎えており、放映後のファンからの反響も賛否両論であったという〔。 また前作で監督を務めた畑澤和也が、本作では原作・監修に留まり、敢えてメインディレクターを置かずに各話演出の形式をとっている。これにより各話ごとにホラー、コメディ、時代劇とバラエティに富んだ作風にすることが意図されていたが〔、反面、「SF刑事ドラマ」という当初の想定の作風にこだわった第1話の翌週を、いきなりコメディタッチの異色作としてしまったため、視聴者に混乱を招いてしまったことも否定できない。また、撮影時間と予算が少ないことから、場所を1か所に限定して物語を展開し、かつハードSFではなく漫画に近い作風にすることが狙われていたものの、これらの狙いは成功したとは言い切れず、監督陣の1人・川崎郷太はこれを反省点の一つに挙げている〔。 放映にあたっては、本作の原作者・畑澤和也が監督を務めた『千年王国III銃士ヴァニーナイツ』を放映していた縁で、テレビ朝日が『渋谷系女子プロレス』の後番組として深夜枠で放映。これは、前番組同様にアイドルをキャスティングした特撮番組ならば、同局の看板番組でもある特撮作品『仮面ライダー』『スーパー戦隊シリーズ』などとはまた異なるファン層を獲得できるとの読みがあったといわれ、事実、写真集やトレーディングカードなどの関連商品は、1クールのドラマとしては異例の売れ行きであった〔。しかしながら、本作のような特撮ヒロイン番組のファンは、美少女フィギュアや特撮フィギュアを愛好するファンと違い、フィギュアを購入することが少ないため、視聴率や評判が良かった半面、マーチャンダイジングには結びつかなかったという〔。 主演陣の市川由衣、小倉優子が本作放映後に各メディアで人気を博して以降は、彼女らがそれほど知名度の高くなかった時代に出演していた作品として本作が取り上げられることが多い〔。 2007年7月より、シリーズ第3弾『時空警察ヴェッカーシグナ』がTOKYO MXにて放送。『D-02』からは日向サキが第1話にゲスト出演しており、望見ハルカ役の森本さやかがDVD版のナレーションを務めている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「時空警察ヴェッカーD-02」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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