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智頭急行HOT3500形気動車(ちずきゅうこうHOT3500がたきどうしゃ)は、智頭急行に所属する普通列車用気動車である。 == 概要 == 智頭急行線の開業に伴い、線内の普通列車用に製造された車両である。1994年(平成6年)に一般用9両(HOT3501 - HOT3509)・イベント用1両(HOT3521・宝くじ号)の計10両が富士重工業で製造された。全車が自社の大原事業所に配置されている。なお、形式称号のHOTとは、智頭急行の沿線である兵庫県、岡山県、鳥取県をローマ字表記した際のそれぞれの頭文字を取った物である。 全長17mで、後発・対向の特急列車の130km/h運転に支障することなく普通列車が駅の待避線に入線するダイヤグラムを構成する都合上、こちらも最高速度を110km/hに設定されている。走行用ディーゼルエンジンはHOT7000系と同じコマツ製SA6D125H-1(355PS/2000rpm)を1基搭載している。なお、形式の3500は、機関出力が約350PSであることに因んでいる。 本形式は智頭線内のすべての普通列車に使用されるほか、西日本旅客鉄道(JR西日本)因美線の智頭駅 - 鳥取駅間でも使用される。そのため、車内の自動放送はJR西日本米子支社管内の普通列車用の放送と同じフォーマットが用いられており、智頭線内では「JR西日本を」のフレーズを「智頭急行を」のフレーズに差し替えている。JR西日本線内を走行する関係で優先座席が設けられており、同社で使用されている優先座席を示すシールが、窓などに貼られている。 前面窓の上部には、手動式の行先方向幕を備えている。全車両にトイレが設備されている。 HOT3521以外の一般車の座席は、ボックスシートを備えたセミクロスシートで、カーテンが装備されるなど、普通列車用としてはグレードが高い。 HOT3521はイベント仕様で、絨毯敷きの床に転換クロスシートが備わり、カラオケ用の機器も設置されている。この車両は他の車両と塗装が異なるため容易に判別がつく。 ファイル:Hot3500chizu02s2816.jpg|運転席 ファイル:Hot3500chizu01s2048.jpg|座席 ファイル:HOT3500形.JPG|智頭駅にて 左はイベント仕様の3521 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「智頭急行HOT3500形気動車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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