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暁空丸(ぎょうくうまる)は、太平洋戦争中の日本の貨物船。前身は1941年(昭和16年)に香港のホンコン・アンド・ワンポア・ドック(en)でイギリス戦時運輸省向けに建造中だったエンパイア・ドラゴン(Empire Dragon)。日本軍によって鹵獲されて「暁空丸」として竣工、1944年(昭和19年)9月にアメリカ海軍潜水艦「スレッシャー」により黄海で撃沈されるまで使用された。疎開船「対馬丸」の同行船として知られる。 == 建造 == 本船は、1941年に香港のホンコン・アンド・ワンポア・ドック有限責任会社(香港黃埔船塢有限公司、九龍造船所)で起工された。太平洋戦争直前の同年12月6日に「エンパイア・ドラゴン」として進水した〔。 しかし、日英開戦後の香港の戦いで香港が日本軍に占領された際、同所で建造中の姉妹船とともに日本陸軍により鹵獲された。ホンコン・アンド・ワンポア・ドックは「九龍造船所」として日本陸軍の管理下に置かれ、1942年(昭和17年)4月1日に経営委託先の大阪鉄工所へと引き渡された〔西貢船舶輸送司令部「造船所経営開始ノ件」『昭和十七年 陸亜密大日記』第14号、アジア歴史資料センター(JACAR) Ref.C01000222100〕。「エンパイア・ドラゴン」は建造が再開され、1943年(昭和18年)8月頃に「暁空丸」として竣工した〔岩重多四郎 「1/700戦時輸送船模型集:暁空丸 」『Rosebury yard』(2012年5月17日閲覧)〕。船名に「暁」の頭文字が付くのは船舶司令部が直接管理した鹵獲船舶に共通する命名法である〔駒宮真七郎 『闘う輸送船団の記録―船舶砲兵第二連隊の記録』 駒宮真七郎、1972年、18頁。〕。なお、姉妹船も同様に日本軍の手で竣工し、「暁天丸」と命名されている〔岩重(2009年)、29頁。〕。 「暁空丸」のトン数は6854総トンである〔〔。主機は三連成レシプロエンジン1基を搭載した〔。自衛武装の詳細は不明であるが、竣工時には陸軍船舶砲兵が乗船して野砲を船首と船尾に1門ずつ装備〔駒宮真七郎 『戦時輸送船団史』 出版協同社、1987年、89-91頁。〕、最終時には迫撃砲や爆雷などを装備している〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「暁空丸」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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