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暖簾(のれん)とは、店先あるいは部屋の境界に日よけや目隠しなどのために吊り下げる布のことである〔意匠分類定義カード(C1) 特許庁〕。商店の入り口などに営業中を示すため掲げられ、屋号・商号や家紋などが染め抜かれていることも多い。 == 概要 == 古くは建物に直接風や光が入るのを防いだり、外からの目隠しにするため、冬は寒風を遮る厚い布をかけ、夏季は涼しげな竹や葦を編んだものをかけた。冬用のものを「暖簾」、夏用のものを「涼簾」と呼んだが、暖簾はしだいに商店の営業の目印とされるようになり、閉店になるとまず暖簾を仕舞う(片付ける)。上記の意味から転じて屋号を暖簾名(または単に暖簾)と呼び、商店の信用・格式も表すようになった。また「涼簾」の語は寺院などを除き一般に使われなくなり、ただの「簾(すだれ)」となって今に至る。 戦前戦後の屋台・飯屋などの店では、客が出て行く時に食事をつまんで汚れた手先を暖簾で拭いていくという事もあり、「暖簾が汚れているほど繁盛している店」という目安にもなっていた。銭湯・旅館など、入浴・温泉施設がある建物においては、「ゆ」などと書いた「湯のれん(ゆのれん)」を掛ける事がある。また、女湯と男湯の区別をわかりやすくするために「女湯」「男湯」などの暖簾を下げる事もある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「暖簾」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Noren 」があります。 スポンサード リンク
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