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dark-field microscope =========================== ・ 暗視 : [あんし] (n) night vision ・ 野 : [の] 【名詞】 1. field ・ 顕微 : [けんび] (adj-na,n) microscopic ・ 顕微鏡 : [けんびきょう] 【名詞】 1. microscope
暗視野検鏡(あんしやけんきょう, Dark field microscopy)とは、顕微鏡を用いた観察において、観察試料による散乱光(ビーム)を観察することにより、高コントラスト・超微細構造の観察を行う技術のこと。光学顕微鏡や電子顕微鏡で用いられる手法。 暗視野検鏡を行うことを目的としている光学顕微鏡のことを暗視野顕微鏡とよぶ。 == 概要 == 一般的な光学顕微鏡(明視野照明)の場合、照明光の色(電球色、暖色系の白色など)の明るい背景の中に置かれた試料が光を遮り、背景より暗い様子を観察する。一方、暗視野検鏡は対物レンズに光が入らないように斜めなどから照明し、試料が散乱した光を観察する。 この場合、暗い背景に明るい試料が浮かび上がって観察される。この照明法のことを暗視野照明とよぶ。 この方法で観察するためには、光学顕微鏡に専用の暗視野コンデンサーを取り付けて使用するのが一般的である。生物顕微鏡の場合、安価な乾式コンデンサーと、より明るい照明ができる油浸コンデンサーが入手可能である。また、位相差コンデンサーを利用して暗視野観察するテクニックもある。学習用顕微鏡や実体顕微鏡などで観察している試料に真横から懐中電灯などで光を当て、暗視野観察を体験することもできる。 Image:Paper_Micrograph_Dark.png|暗視野観察。像のコントラストは試料によって散乱された光によって作られる。 Image:Paper_Micrograph_Bright.png|明視野観察。像のコントラストは試料が光を吸収することによって作られる。 Image:Paper_Micrograph_Cross-Polarised.png|偏光顕微鏡による観察。直交偏光照明。像のコントラストは試料を通過した光の偏光方向が回転することによって作られる。 Image:Paper_Micrograph_Phase.png|位相差顕微鏡による位相差観察。像のコントラストは試料を通過した光の位相が変化したことを、光の干渉で明暗に変換したもの。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「暗視野検鏡」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Dark field microscopy 」があります。 スポンサード リンク
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