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『暗黒の神話』(Creatures of the Night)は1982年にキッスが発表した10枚目のオリジナル・スタジオ・アルバムである(メンバー4人のソロ作品、および『キッス・キラーズ』を除く)。 ==概要== バブルガム・ポップとも言える『仮面の正体(Unmasked)』(1980年)や、キッス初のコンセプト・アルバム『〜エルダー〜 魔界大決戦(Music from "The Elder")』(1981年)のセールス不振、相次ぐオリジナル・メンバーの脱退などから迷走状態に陥っていたキッスが大胆なヘヴィメタル路線に方向転換してリリースした作品。 1982年にアメリカ以外でリリースされた変則ベスト盤『キッス・キラーズ(Kiss Killers)』(新曲と既発曲の混成アルバム)で、新曲部分のプロデュースを手がけたマイケル・ジェイムス・ジャクソンをプロデューサーに迎え、ジーン・シモンズ、ポール・スタンレーとの共同プロデュースという形で制作された。 発表当初は、陰鬱な楽曲群と耳を突ん裂かんばかりの轟音に評価は分かれ、チャートアクションも最高45位と決して大ヒットとは言えなかった。しかし、次作『地獄の回想(Lick It Up)』での「メーク落とし」で復活し、80年代のヘヴィメタル路線が結果的に大成功を収めたこと、タイトル・ナンバーのほか「勇士の叫び(I Love It Loud)」、「ウォー・マシーン(War Machine)」等、その後の重要なステージ・レパートリーとなる曲を収録していたこともあり、現在では一定の評価を下されている。 オリジナル・メンバーのエース・フレーリーは事実上グループを脱退しており、本作のレコーディングには参加していない。エースの不在を埋めるべく外部ミュージシャンを積極的に起用し、後に正式メンバーとなるヴィニー・ヴィンセント、アライヴ2のレコーディングにも参加経験のあるボブ・キューリックらがギターで参加している(エースは、契約上この後もしばらくPVやテレビ番組には出演)。エース脱退の副産物として、キッス史上はじめてジーン、ポールの2人だけでリード・ヴォーカルを担当した作品となった(従来はエース、ピーターのいずれか、もしくは両方の歌う曲が必ず1曲は収められていた)。 バンドは本作から「勇士の叫び(I Love It Loud)」のPVを制作、MTVでも放映された。エリック・カーの巨大戦車型ドラム台を設置し、パイロの炎などキッスのステージの醍醐味を満載したこのPVには、レコーディングには参加していないエースも出演している(4小節のギターソロ部分はポールが演じた)。 本作は1994年5月9日、発表から実に12年近くの歳月を経てゴールドディスクを獲得。 最初にCD化された際のアルバム・カヴァーには、ブルース・キューリック在籍時の素顔のグループ・ショットが使われ、曲順も一部入れ替えられたが、リマスター再発にあたってオリジナルどおりに戻された(ただし、日本盤のタイトルは『暗黒の神話』から『クリーチャーズ・オブ・ザ・ナイト』に変更された)。 この当時のキッスはアメリカ本国や日本での人気が低迷していた一方、オーストラリア、ヨーロッパ、ブラジルでは大人気を博しており、本作発売に伴うツアーのリオ公演では、約13万人というキッス史上最大の観客動員数を記録した。この様子は部分的にTVでも放送され、DVD「KISSOLOGY」の2巻にも収録されている。ツアーにおけるエースの後任にはヴィニー・ヴィンセントが起用され、アンクを模したメークアップを施し、古代エジプトの戦士というキャラクターでステージを務めた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「暗黒の神話」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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