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『暴走特急』(''Under Siege 2: Dark Territory'')は、1995年のアメリカ映画。1992年公開『沈黙の戦艦』の正式な続編。 劇場公開時には「沈黙シリーズ第3弾 暴走特急」の題で公開された〔〕が、ビデオ化以降の題名は単に「暴走特急」となっている。なお「沈黙シリーズ第3弾」とされていたのは、『沈黙の要塞』が「沈黙シリーズ第2弾」と謳われていた為である。 == ストーリー == CIAは監視システムおよび粒子ビーム砲を搭載した人工衛星「グレイザー1」を極秘裏に開発していた。そして打ち上げに成功し一同は安堵するが、設計者であるトラヴィス・デイン博士の姿はその場になかった。人格に問題ありとみなされた彼は打ち上げを前に解雇され、それを苦に自殺したのだ。 一方、ケイシー・ライバックは海軍を除隊し、デンバーでレストランのオーナーシェフとなっていた。やはり海軍に奉職していた兄が事故死し、疎遠になっていた姪のサラとの仲を修復するために、ライバックは北アメリカ大陸を横断してロサンゼルスに向かう特急列車の旅行を計画した。休暇を取って駅にやって来たライバックはサラと久々の再会を果たすも、ぎごちない雰囲気のまま二人は列車に乗車する。列車には、二人の他にも「グレイザー1」の運用スタッフが乗車していた。列車は走り始め、しばらく平穏な旅が続いていたが、突如ハイテク機器を装備した数十人のテロリストが来襲し、列車全体がハイジャックされてしまう。 ようやく打ち解けてきたサラのためにケーキを作っていたライバックは、食堂車の厨房にある冷蔵庫へ潜んで難を逃れるが、サラや他の乗客・乗員達はテロリスト達に連行され、列車最後尾の客車二輌に監禁されてしまう。恐怖に駆られる車内に現れたのは、死んだはずのトラヴィス・デインだった。彼はマーカス・ペンに率いられた凄腕の傭兵達を引き連れていた。そして、列車に乗り込んでいた「グレイザー1」のスタッフを脅して、制御システムに侵入するための暗証コードを聞きだしてしまう。 持ち込んだハイテク機器を操作し、「グレイザー1」の操作権限を乗っ取ることに成功したデインは、手始めのデモンストレーションとして、粒子ビーム砲で中国の秘密化学兵器工場を周辺住民もろとも破壊してしまう。その直後にデインは、世界の富豪や権力者から寄せられる暗殺依頼で瞬く間に巨富を荒稼ぎし、やがて最終目標として、ペンタゴンの地下にあるとされる原子炉を破壊するとアメリカ政府に通告する。 == 登場人物 == ; :主人公。アメリカ海軍のアイオワ級戦艦「ミズーリ」の元コック長で、その前は海軍特殊部隊「Navy SEALs」の対テロ部隊の指揮官であった。前作で起きた「ミズーリ」ハイジャック事件後に除隊し、現在はその料理の腕を活かしてレストランのオーナーシェフを勤めている。パナマ侵攻で上官を殴ってコックにまわされるまでは華々しい経歴を持った英雄で、海軍十字章を二度受章しており、その情報はベンたちテロリストも知るほどで、恐れられている。 :除隊後も戦士としての腕は衰えておらず、銃やナイフを使った戦闘は勿論のこと、徒手格闘技に於いても無類の強さを誇り、食材や日用品を使って即席の爆弾をすぐに作ってしまうなど、工作技能に関しての卓越した技能も健在であった。 :軍の仕事の都合上疎遠になっていた姪のサラとの仲を修復するために、仕事を休んで北アメリカ大陸を横断する特急列車の旅行を計画し、サラとともに列車に乗車していたが、偶然テロに巻き込まれてしまう。 :なんとか拘束されずに済んだ彼は、サラと乗客・乗員そして世界を守るため、テロリストに立ちむかうことになる。 ; :人工衛星「グレイザー1」の設計者であったが、CIAが人格に問題ありとみなしたことで打ち上げを前に解雇され、それを苦に自殺したとされていた。だがそれは偽装で本当は生きており、解雇した政府への復讐と金儲けのために、傭兵達を従えてテロリストとなり、今回の事件を引き起こした。劇中では『備えあれば、チャンスあり』という言葉を座右の銘にしている(ただし自身の口で言うシーンはない) 。自らを天才と自認し、本人曰く頭脳では誰にも負けないと称している。 :中国の化学兵器工場を躊躇なく破壊して何万人もの死者を出したり、金を積まれれば簡単に暗殺依頼を引き受けるなど、非常に冷酷かつ非道な人物である。 ; :ライバックの姪に当たる少女。父親はライバックの兄で、ライバック同様海軍に奉職していた。ライバックの海軍時代にはほとんど会えず、その上自分の父親が事故死した際の葬式にも来てくれなかったライバックに当初は良い印象を持っていなかったが、今回の事件を通して、自分や人々のために必死に闘う彼に接していくうちに、その寄りを取り戻していく。 :小さい頃ライバックより合気道を習っており、ボビーをいとも簡単に投げ飛ばしてみせた。また気の強い性格であり、涙を見せることはあるが、テロリストを相手にしても決して怯むことはなかった。 ; :特急列車のポーター。乗車したサラの荷物を持たせてもらおうと試みてライバックに邪魔されてしまったり、からかったサラに投げ飛ばされたりと不運な目に遭っていた。列車が襲撃された際、荷物車に逃げ込んだことで拘束を免れ、ライバックと再会してからは、彼に無理やり協力させられる形で、テロリストたちに立ち向かう。 :当初は気弱な性格から協力に乗り気ではなかったが、ライバックの強さを目の当たりにしたことや拳銃を貰ったことで安心と自信を手に入れられたのか、後半からは積極的に行動していく。また物覚えがよく、サラにかけられた合気道の技を見よう見まねに一回で成功させ、敵を投げ飛ばしている。 ; :デインの計画に協力した凄腕の傭兵であり、コンピュータが専門のデインに対して、テロリストたちの戦闘を指揮する。彼とは湾岸戦争の作戦時で知り合った間柄である。抵抗する者は、例え人質や部下であっても躊躇せず殺害する冷酷かつ非道な性格であり、冷酷さはデインと劣らない。また催涙スプレーを顔面にかけられても通用しない程の強靭の体格であり、ペン曰く催涙スプレーは「鼻詰まりを治す道具」とのこと。次々と仲間を倒していくライバックに恐怖しながらも対決を楽しみにしており、高い闘争心を持っている。本人曰く、今まで人を恐れたことはないらしいが、中盤で相手がライバックだと判明した段階で恐怖する様子が映されており、そのことからライバックの強さが伺える。 ; :前作から引き続き登場。アメリカ海軍大将でもあるが、現在は統合作戦本部議長も勤めている。「グレイザー1」が乗っ取られたことを受けて管制センターに駆け付けた際、この兵器の存在を隠していたCIAとトム・ブレイカーに苦言を呈し、その後は事態の解決を図るべく指揮を執る。「ミズーリ」の事件でも指揮を執っていたのでライバックのことを覚えていたが、彼がタイムリミットまでに事態を解決できるとまでは期待しておらず、合衆国全体の安全を優先するため、列車への空爆を指示した。 ; :前作から引き続き登場。CIAの職員であり、「グレイザー1」の計画にも関係していた。いい加減かつ楽観的な性格は健在で、後先を考えずにでデインを解雇したり、当初は「ブレイザー1」の異常動作もとるに足らないものと考えていた。また妻や子供がいるのにもかかわらず、同僚の女性職員を航空ショーに誘おうとしており、女ったらしであることが伺える。 ; :ATACの司令官。突然「グレイザー1」のコントロールが奪われたことに当初は混乱していたが、ベイツ提督が来てからは落ち着きを取り戻し、共に事態へ対処していく。 ; :前作から引き続き登場。アメリカ海軍大佐で、ベイツ提督の補佐を務めている。ライバックのことは彼がSEALsに居た時からよく知っており、彼への信頼は厚い。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「暴走特急」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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