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曳田康貞(ひけた やすさだ、生没年不詳)は鎌倉時代の武士。通称・曳田大夫、子に重久。 平安時代末期に因幡国の豪族の佐治道貞の子として生まれた。理由は不明だが父の知行する佐治郷〔現在の鳥取県鳥取市佐治町。佐治川流域〕の郷司職を継がず、八上郡曳田郷〔1911年以降八頭郡八上村、1955年以降河原町、2004年以降鳥取市河原町曳田〕に所領を持ち、在地名の「曳田」を姓に名乗った。佐治郷を継承した弟の佐治重貞は当時幼少であったため、康貞が長らく佐治郷司職の代行をしていたが、弟の成人後も所職を返還せず、実子の重久に譲渡してしまったために鎌倉幕府に訴えられた。建暦3年(1213年)11月、争っていた重貞が和田合戦で功を為したのが後押しとなり、訴訟に敗れ、所職を返還した。この後、史料上からは康貞を含む曳田一族の名を確認することはできないため、訴訟に敗れた後、衰退した可能性がある。 == 関連項目 == * 尾張氏 * 佐治氏 * 佐治 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「曳田康貞」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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