|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 書 : [しょ] 【名詞】 1. penmanship 2. handwriting 3. calligraphy (esp. Chinese) ・ 書札 : [しょさつ] 【名詞】 1. letter 2. note 3. document ・ 札 : [ふだ] 【名詞】 1. (1) token 2. label 3. (2) ticket 4. card 5. (3) charm 6. talisman ・ 礼 : [れい] 【名詞】 1. expression of gratitude
書札礼(しょさつれい)とは、書簡を出すときに守るべき礼法。 == 概要 == 歴史学・古文書学用語では主に古代、中世、近世で書簡を出すときの差出者と宛所の書き方などの書式や文面、字配り、文字の崩し方(くずし字)、料紙の種類や折り方、封書の方法など文書全般に関わる礼法のことである。差出人と宛所の身分差により様々な書き方があり、社会的地位の上下関係や政治・社会的秩序が反映される絶好の史料である。 例えば、身分が下位の者が身分が上位の者に書簡を出すときは、その人に直接出すのではなく、その人の側近や重臣を宛所として間接的に伝えて頂くという「進上書」形式をとる。例えば、某国守護石原氏宛だと、石原氏宛の書簡も側近浜渦氏宛の形式を取り「進上 浜渦殿」となる。 また、身分がほぼ同格の者同士には相手が住む地名、屋敷名を宛所にした「謹上書」形式を取る。先ほどの例で、石原氏の屋敷が新宿というところにあれば「謹上 新宿殿」となる。 格下の者には相手の官位や諱を宛所とした「打付書」形式で出す。先ほどの例での宛所だと「石原殿」となる。 これらはあくまでも基本形で、謹上書や打付書は差出人の名乗りや自署か他署か、宛所が官位か諱か通称か、楷書か草書かなどの微妙な違いで差異を付け、身分秩序を表現した。 文献史学・古文書学においては文書における書札礼に着目し、人間関係や社会的秩序を解明する手法が用いられる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「書札礼」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|