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曹参[そう しん]
曹 参(そう しん、? - 紀元前190年)は、秦末から前漢初期にかけての武将、政治家。姓は曹氏。諱は参、字は敬伯。前漢の2代目の相国となった。黄老の学を重んじた。子に曹窋がいる。爵位は平陽侯、諡は懿侯。 ==概略・経歴==
===劉邦に従軍=== 曹参は沛県の人で、秦の時代には沛県の刑務所の属吏だった。蕭何はその時の上司にあたり、共に顔がきく役人だった。 劉邦が挙兵した時、中涓(侍従)として従軍した。反秦連合の一員となった劉邦に従い、軍を率いては各地を転戦して活躍した。藍田の東に秦軍を攻め、さらに夜襲をかけ大敗させ、ついに秦の首都咸陽をおとした。漢王となった劉邦により将軍に引き立てられ、劉邦の下で楚軍を相手に転戦した。高祖2年(紀元前204年)、仮左丞相(名目だけの官職)に任命された。ここからは、劉邦から離れて、韓信の軍に従軍して魏・趙・斉を破り、劉邦と韓信の軍は、項羽を破りほぼ天下を平らげた。曹参は服従しない斉にとどまって、高祖3年(紀元前203年)に楚の亜将周蘭を生け捕るなどの手柄を立てて、韓信の平定に従った。 楚漢戦争後の選評での戦功第一は誰かという評において、数十箇所の傷を負いながらも前線で戦ったことから曹参を推す声も大きかったが、結果的には後方支援で劉邦軍に絶えず兵糧・兵馬を支援し続けた蕭何が選ばれた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「曹参」の詳細全文を読む
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